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2017/10/06

Book:民法改正

今年読んだ43冊目は山本敬三教授の民法の基礎から学ぶ 民法改正

薄い本である。そして一般の人向けの本である。

民法の改正について解説する本と言うのは、大体が法律家向けであって、一般向けの本というのは珍しい。
そして一般の方々に民法の改正を説明するには、まず民法とは何かから説明しなければならない。しかしそんなことやってたらいくらたっても改正に立ち至らないのではないのか。

ところが山本敬三先生は、あとがきも入れてわずか170ページでそれをやってのけた。

民法の構造も、ボワソナードなどが出てくる民法の歴史も、そして契約の位置づけも、簡明に説明した上で民法改正部分の解説に至っている。

難を言えば、民法改正部分が簡潔すぎて難しくなっているきらいがあるのだが。

ともあれ、新書でも良いくらいだ。
Liser2


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