« court: 最高裁裁判官の選任過程がブラックボックスである一例 | トップページ | Book:ルビンの壺が割れた »

2017/10/27

Book:サラバ

今年読んだ45,46,47冊目は、西加奈子のサラバ! 上  下 (小学館文庫)

直木賞受賞作だけのことはある。まさに魂の物語である。

Liser1ネタバレになるかもしれないが、姉と弟の成長と人生が見事なコントラストであり、そこに宗教というのか、信じるもの、スクイヌシが微妙な形で中心点を提供している。

そして、この本を通じて描かれている奇妙なリアリティが、読者を惹きつけてやまない。シュールなとこ路もたくさんあるのだが、妙にリアリティがあるのである。

独自境地の作家だ。直木賞よりも芥川賞向きなのではないかと思ったりもする。

|

« court: 最高裁裁判官の選任過程がブラックボックスである一例 | トップページ | Book:ルビンの壺が割れた »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Book:サラバ:

« court: 最高裁裁判官の選任過程がブラックボックスである一例 | トップページ | Book:ルビンの壺が割れた »