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今年読んだ45,46,47冊目は、西加奈子のサラバ! 上 中 下 (小学館文庫)
直木賞受賞作だけのことはある。まさに魂の物語である。
ネタバレになるかもしれないが、姉と弟の成長と人生が見事なコントラストであり、そこに宗教というのか、信じるもの、スクイヌシが微妙な形で中心点を提供している。
そして、この本を通じて描かれている奇妙なリアリティが、読者を惹きつけてやまない。シュールなとこ路もたくさんあるのだが、妙にリアリティがあるのである。
独自境地の作家だ。直木賞よりも芥川賞向きなのではないかと思ったりもする。
2017/10/27 書籍・雑誌 | 固定リンク Tweet
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