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2017/05/25

politique:三文政治ドラマが目の前で繰り広げられている

森友学園をめぐる騒動もいい加減劇場型という感じのスキャンダルだったが、第二の森友と呼ばれる加計学園問題はもっとベタな三文ドラマみたいだ。

加計学園疑惑リーク元 読売新聞が異例報道の「官僚の風俗通い」は安倍官邸からの“リーク”

前川喜平・前文科事務次官(62)の出会い系バー通いを報じたのは、読売新聞の5月22日付朝刊だった。新聞メディアでは異例ともいえる官僚の“風俗通い”追及記事だが、これは安倍官邸が主導したものだった。
Querelle


前川さんは、文科省天下り問題で辞任した事務次官だが、その辞任にあたってのメッセージが話題になっている。

「気は優しくて力持ちの文科省に」次官、全職員へメール
2017年1月20日20時15分

ひとつお願いがあります。私たちの職場にも少なからずいるであろうLGBTの当事者、セクシュアル・マイノリティの人たちへの理解と支援です。無理解や偏見にさらされているLGBT当事者の方々の息苦しさを、少しでも和らげられるよう願っています。

 そして、セクシュアル・マイノリティに限らず、様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会を目指してほしいと思います。

文科省の施策には、このメッセージでも言及されている原子力発電関係の政策といい、大学政策といい、首をかしげるようなことが多いとしても、辞任にあたってのメッセージでこうしたことをかける人がトップだったということは留意してもいい。

その前川さんが、加計学園の獣医学部新設にあたって国家戦略特区として認め、他大学の申請ははねつけながら、加計学園の申請だけは認めるということについて、安倍首相の意向を踏まえて文科省の組織ぐるみで実現に動いたことを認める文書を明らかにし、正面からそれが本物であることを認めたのだ。

「総理のご意向」私だって気にする 前川前文科次官・一問一答 加計学園問題

これに対する官邸・内閣の対応は「怪文書」「存在確認できない」 政府、文書に否定的発言 加計学園問題というもの。

加計学園の獣医学部新設計画をめぐり、文部科学省が内閣府から「総理のご意向」などと言われたと記した文書が明らかになってから、菅義偉官房長官らは文書の存在や内容に否定的な発言を繰り返している。松野博一文科相も省内調査の結果、「文書の存在は確認できなかった」としている。

様々な問題に関して発揮されている菅官房長官の不誠実な対応が遺憾なく出ているが、怪文書と切り捨てて黙殺するには大物すぎる元事務次官が正面から認めてしまったのだ。

そこで出てきたのが、前川さんのフーゾク通い歴のスキャンダル。
絵に描いたような人格攻撃で、そのお先棒を担いだのが、あの、首相が熟読しろと国会で答弁した読売新聞だった。

辞任の前川・前文科次官、出会い系バーに出入り

文部科学省による再就職あっせん問題で引責辞任した同省の前川喜平・前次官(62)が在職中、売春や援助交際の交渉の場になっている東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたことが関係者への取材でわかった。

そしてこの「関係者」というのが、冒頭に引用した週刊新潮の記事によれば、安倍内閣の官房長官が仕切る官邸からのリークだったというのだ。

「記事にしたあとに、官邸スタッフから、“安倍総理周辺は、どこかのメディアと組んで前川さんに人格攻撃を仕掛けようとしている。その結果、前川さんの出した文書の信憑性が問われ、丸々報じた朝日も恥を掻くことになるから”と言われました」

首相がお友達の学校経営者のために、国家戦略を振り回して例外扱いを官僚に指示し、官僚が総理のご意向だと言って各方面を従わせて実現させる。それを追及されると、官僚側から物証がリークされて出てくる。これに激怒した内閣官房長官が、リーク元の官僚(元)の人格攻撃のため、下半身ネタを従順な御用メディアに書かせる。
なんか、今やっている「小さな巨人」とか、少し前に一世を風靡した「半沢直樹」のストーリー展開を髣髴とさせるではないか。

追記:加計学園の獣医学部新設に関する前川前次官の述懐は以下。

獣医学部新設を認める際は、獣医師の需要見通しなどを検討することが前提となる。しかし今回は、需給をつかさどる農林水産省や公衆衛生を担当する厚生労働省から、獣医師が足りないとの需給見通しや、新分野での必要な人材ニーズなどが示されない中で、内閣府から新設を認めるよう求められていたとして、「内閣府の言い分は『トップダウンで決めるから文科省は心配するな』ということだと受け止めた」と振り返った。

 さらに「踏むべきステップを踏めず、筋を通せなかった。『こんなことは認められない』と私が内閣府に対して強く主張して筋を通すべきだった。反省している」と語った。


ハフポストより

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