Chancellerie, garde des Sceauxという言葉の起源
フランス語では、ドイツの首相のことを« Chancellerie »と呼ぶ。これは英語なら「大法官」と訳される言葉だし、フランス語でも司法省のことを指すことはある。
また、フランスの法務大臣は«Garde des Sceaux, Minisère de la justice »と呼ばれる。日本語に訳すと、「国璽尚書、司法大臣」ということになろうか。
この奇妙な用語の歴史的な成り立ちを解説したページが« Chancellerie », « garde des Sceaux » : aux origines des motsである。
それによれば、Chancellerieは国王に法制定を提案し、その執行を確保する重臣を指し、Chancellerieを補佐する役割としてgardien du sceauがいたらしい。そしてChancellerieが空席の場合はgardien du sceauがその職務を代行していた。
そこから現代でも司法省・司法大臣の名称となっているとのことである。
そういうわけで、西洋諸国では、法務大臣に相当する役職は内閣の中でも極めて重い役職であり、首相そのものかそれに次ぐ、あるいはある意味ではそれを凌駕する地位でもあるのである。
決して、「私の頭脳ではついていけない」と言い放って答弁できなくなったりする人が大臣適齢期だというだけの理由で当てられるべき軽いポストではないのだが。
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