Franceの弁護士事情
事務所の規模は、36%の弁護士が一人事務所を持っており、パートナーとして共同で事務所を経営している弁護士は59%。勤務弁護士はわずかに5%とされている。
事務所の共同化はパリが進んでおり、地方ではパートナーが21.8%なのにパリでは40.4%に達する。
フランスにも外国弁護士が登録されており、その数は2177人だが、パリに4分の3が集中している。
逆に、外国の弁護士会にも登録しているフランスの弁護士会所属弁護士は2 485人いる。
この10年間で弁護士事務所の支店の数も4割増加している。
以上は司法省のStatistiques sur la profession d'avocat (2016)より。
なお、司法制度改革が検討途上にフランス弁護士の状況を実態調査したことがあり、以下の書物にまとめられている。
「フランス弁護士職の業務と収入に関する現状」日弁連法務研究財団紀要・法と実務2号
| 固定リンク
「法曹・LS」カテゴリの記事
- Book:お気の毒な弁護士(2021.01.24)
- article:裁判官統制の憲法問題 #岡口基一分限(2021.01.13)
- Franceの弁護士専門証明書(2021.01.07)
- Booklet:裁判官だから書けるイマドキの裁判(2020.12.09)
- #イチケイのカラス、TV実写ドラマ化(2020.12.01)
「フランス法事情」カテゴリの記事
- Franceの弁護士専門証明書(2021.01.07)
- Web会議方式に対するプロテスト in France(2020.11.26)
- C'est la vieフランス社会の分断と自由(2020.11.18)
- Rouen裁判所の日常(2020.10.21)
- フランスの重罪院ルポルタージュ Procédure pénale à la Cour d'assises de Paris(2020.10.22)
コメント