AI時代の働き方と法
本の最初の部分は、まさしくAI時代により、我々の仕事のどの部分がなくなっていくかが紹介されている。
その後の部分は、労働法の基本的な説明という感じであった。そして最後に、AI時代の労働法のあり方が論じられると期待したが、どちらかと言うと、確かに時代的にはAI時代なのだが、必ずしもAIに関係する労働のあり方ではなく、例えばシェアリングエコノミーとか、クラウドワークスとか、現代社会に現れている新しい働き方のもとでの労働と法のあり方が論じられている。
ということで、現在の労働のあり方を考えるという点では、間違っているわけではないが、必ずしもAIとかロボットとかとは密接なつながりがあるわけではない。
もちろん、現代の新しい働き方を前提に、労働法のあり方を考えるというテーマであれば、それはそれで極めて興味深い。労働時間規制であるとか、解雇や配転などの法理であるとか、賃金保障であるとか、あるいは現代社会における労働組合制度とかも興味深い。
20世紀的な制度が21世紀にはどうなっていくのかと、そういうことであるが。
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