kaken:科研費改革の動向が文科省サイトで出ました
また、来年度(今年)の申請については、「科研費審査システム改革2018」pdfという改革の下、審査区分を大くくりにしたりといった改革が行われます。
多くの人に関係している基盤研究(B)や(C)では、現在は、一つの申請に対して書面審査を1人の審査委員が行ない、それを合議で数人の審査委員がレビューします。それが以下のように変更されます。
同一の審査委員が電子システム上で2段階にわたり書面審査を実施し、採否を決定。・他の審査委員の評価を踏まえ、自身の評価結果の再検討。
・会議体としての合議審査を実施しないため審査の効率化。
また、審査区分が大くくりになるSとかAとかの審査は、上記と異なり、書面と合議を同一の人がやります。以下のように書かれています。
個別の小区分にとらわれることなく審査委員全員が書面審査を行ったうえで、同一の審査委員が幅広い視点から合議により審査。(基盤研究(S)については、「審査意見書」を活用。)・特定の分野だけでなく関連する分野からみて、その提案内容を多角的に見極めることにより、優れた応募研究課題を見出すことができる。
・改善点(審査コメント)をフィードバックし、研究計画の見直しをサポート。
審査方式が大きく変わりそうなので、審査委員はきっと新たに選びなおなすんだろうなぁと想像。
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