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2016/11/19

法テラス・スタッフ弁護士の10年

法学セミナーの12月号は「法テラス・スタッフ弁護士の10年」という特集だ。
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法テラスに関しては、とかく弁護士さんは悪く言う人が多いのだが、そして問題もたくさんあるのかもしれないが、ともあれ日本の裁判へのアクセスを担う組織であり、司法制度改革当時ははっきりしていなかった内容がスタッフ弁護士の皆さんの努力により良い方向に変わってきた。

この法セミの特集号は、スタッフ弁護士の生の声から、そのことを生き生きと伝えている。

スタッフ弁護士という働き方……宮木恭子
まだ見ぬ依頼者のために……野原郭利
法テラス雲仙法律事務所の活動報告……馬場章廣
奄美大島に赴任して……早瀬弥恵
「弁護士」から被災自治体の「公務員」へ……佐藤隆信
正しい刑事裁判を実現するために……村井宏彰
日本司法支援センタースタッフ弁護士全国経験交流会における報告内容から見るスタッフ弁護士10年のあゆみ……鶴森雄二
スタッフ弁護士から裁判官へ……大塚博喜
地方の都市型公設事務所に移籍して取り組んでいること……佐藤邦男
スタッフ弁護士制度の創成期……南川 学
スタッフ弁護士への期待……佐藤岩夫
刑事弁護の“砦”となれ……安岡崇志

奄美大島に赴任された早瀬先生は、車の運転が必須なため、赴任前にペーパードライバー教習に通ったそうだ。
また、スタッフ弁護士からの裁判官任官を果たした大塚判事は、まだ任官から1年少しと断りつつも、スタッフ弁護士時代の交渉経験や敗訴経験などを持つ裁判官の存在意義を語っておられる。

千葉の野原先生が書かれている都市型司法過疎への取り組み、特に脆弱性を抱えた人々の支援者を通じた司法アクセスの向上の例、地域包括センターとの連携などの事例をみると、いわゆる裁判へのアクセスに、目立たない形ながらも深く寄与していることがわかる。

折しも、来週土曜日(11/26)は司法アクセス学会があり、そこではジェンダーがテーマとなる。

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