韓国:Courtで飛び交う暴言
裁判官も…韓国の法廷で飛び交う暴言 各裁判所へ人権侵害の苦情相次ぐ
2011年5月、損害賠償請求の訴訟を起こしたAさん(70)は、主たる証拠記録を持って来られなかったという理由で、傍聴客らの前で裁判官から侮辱的な発言を受けた。事件を担当したB裁判官は、「裁判所をなめているのか。何をしているんだ」と怒りをあらわにしたという。これに対して、Aさんが「裁判の進行に異議がある」と反論すると、B裁判官は「異議好きだな。ふざけたことを言うな」とさらに叱責した。国家人権委員会は、該当裁判所の所長に対しB裁判官への注意を勧告した。
日本の裁判所ではどうかなぁ?
傍聴人もおらず(いや、いても)、相当奔放な発言をされる裁判官はいたし、本人訴訟だとすると、怒りを露わにはしないまでも発言を遮って一方的に進行させることはありうるだろう。特に当該当事者が困ったちゃんぶりを発揮してきた後になっては。
ここ5年間で最高裁判所や憲法裁判所、各裁判所に対する人権侵害の苦情件数は335件に達している。類型別では、「暴言・悪口」など人格権侵害が89件、裁判所別では、ソウル中央地裁(43件)と最高裁判所(27件)が多かった。
最高裁判所ってことは、韓国の大法院ということだろうが、そんな暴言・悪口が飛び交うほどの審理がなされているということ自体が驚きだ。
口頭主義、であろうか。
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