AKBで出会い系に誘い込む
出会い系サイトの運営会社がAKB48の元メンバー前田敦子さんら芸能人を装って116億円をだましとったとみられる事件で、新たに指示役の男が警視庁に逮捕されました。逮捕されたのは東京・新宿区にあるソフトウエア開発会社の当時、専務の男で、2012年、前田敦子さんらを装って「相談に乗って下さい」などとメールのやり取りをして、埼玉県に住む男性(当時40)から現金136万円をだまし取った疑いが持たれています。
この事件をめぐっては、出会い系サイトの運営会社の社長ら30人が逮捕されていて、警視庁は社長らが全国37万人から116億円をだまし取ったとみています。男は一連の事件での指示役とみられ、取り調べに対し黙秘しているということです。(05日11:51)
このニュースを見て、真っ先に思い出したのがGoogle+である。
Googleが行うSNSということで、日頃お世話になっている色々な機能との連携も期待できると思って参加したのだが、まだあまり知り合いがいないところを持ってきて、AKB48系の芸能人のメッセージが氾濫していたので、あまり興味がなくて止めてしまった。
といってもアカウントはまだあるのかもしれないが、全く見に行かなくなった。
でも上記のようなニュースを見ると、AKBが呼び水になることはある程度あるのであろう。
それはともかく、上記の出会い系は前田敦子を騙ってメッセージを送って電子メール交換費用をだまし取ったということで詐欺に問われている。
同じことは、前田敦子の名前を使わなくとも、できるはずだ。
出会い系サイトの運営者自身が客の女性を装ったり、あるいは本当に女性がやっていたとしても境遇を偽ったりして電子メール交換料のポイント購入をさせれば、同様に詐欺として立件が可能なことをこのケースは示している。
このサイトでも何度か紹介したはずだが、いわゆるサクラサイトは全て、詐欺として刑事罰が科されるのである。
それを警察が捜査しようとしないから、被害者が後を絶たない。民事責任を問うことも可能ではあるが、撲滅には力が弱いのである。
警察の一層の活躍を願いたい分野だ。
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