constitution:内閣の大多数を占める日本会議の改憲方針を百地氏が語る
【参院選】首相ふれぬ改憲……議論リードする「日本会議」、その中枢に迫る
今朝の政見放送でも自民党の候補者は格差是正を訴えて改憲の話はおくびにも出さないので、思わずテレビの前で「お前は共産党か」と叫んでしまったが、その裏で安倍首相は参議院選挙で改憲勢力が3分の2を抑えたら憲法改正に邁進するつもりであることを隠していない。
その背後に、日本会議があることは、Book:日本会議の研究で紹介した本などで明らかにされている。
その日本会議の政策委員で、彼らが主導する団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の幹事長を務めているのが百地章氏である。上記記事では百地章氏のインタビューで改憲の目標が少なくとも二点、挙げられている。
一つは、緊急事態条項の新設であり、もう一つは家族尊重である。
但し、それだけではなく、以下7点を掲げているのだが、特に上記の二点はすぐにでも改正作業に着手すべき課題だというニュアンスである。
「前文」…美しい日本の文化伝統を明記すること
「元首」…国の代表は誰かを明記すること
「9条」…平和条項とともに自衛隊の規定を明記すること
「環境」…世界的規模の環境問題に対応する規定を明記すること
「家族」…国家・社会の基礎となる家族保護の規定を
「緊急事態」…大規模災害などに対応できる緊急事態対処の規定を
「96条」…憲法改正へ国民参加のための条件緩和(同会ホームページより)
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