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2016/05/30

Book:日本会議の研究

今年読んだ20冊目は、長い間店先には並んでおらず、当の日本会議関係者がトンデモ本だから発禁にしろと扶桑社に要求したという曰くつきの日本会議の研究 (扶桑社新書)

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非常に面白かった。

昨日、新千歳空港書店で見つけて買ったが、もう読んでしまった。

日本会議の源流は、生長の家という新興宗教にあり、生長の家自体が右翼をやめた後は、そこから分派した連中が引き継いだこと、また学生運動華やかなりし頃のいわゆる民族派学生運動にルーツがあることがまざまざと明らかにされている。

その中心人物は、椛島有三、伊藤哲夫、稲田朋美、衛藤晟一、百地章、高橋史朗、そして村上正邦らであるが、その背後に、生長の家の創始者谷口雅春のカリスマを受け継ぐ中心人物として、安東巌という人が存在する、というところまでで本書は終わっている。

この本を読むまでは、なんとなく我々の子供の頃に活躍していた赤尾敏とか、自主憲法制定国民会議とか、そういうのとつながっているように思っていたが、どうもそうではないらしい。実に興味深い。

類書として、以下の本も読んでいる。今年読んだ21冊目

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