Book:日本会議の研究
非常に面白かった。
昨日、新千歳空港書店で見つけて買ったが、もう読んでしまった。
日本会議の源流は、生長の家という新興宗教にあり、生長の家自体が右翼をやめた後は、そこから分派した連中が引き継いだこと、また学生運動華やかなりし頃のいわゆる民族派学生運動にルーツがあることがまざまざと明らかにされている。
その中心人物は、椛島有三、伊藤哲夫、稲田朋美、衛藤晟一、百地章、高橋史朗、そして村上正邦らであるが、その背後に、生長の家の創始者谷口雅春のカリスマを受け継ぐ中心人物として、安東巌という人が存在する、というところまでで本書は終わっている。
この本を読むまでは、なんとなく我々の子供の頃に活躍していた赤尾敏とか、自主憲法制定国民会議とか、そういうのとつながっているように思っていたが、どうもそうではないらしい。実に興味深い。
類書として、以下の本も読んでいる。今年読んだ21冊目
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