FRANCE民法(契約法)改正案の現状

本日(2/10)、民法改正のためのオルドナンスが閣議の議題に乗って、最終的な成立に向けての段階に入った。
しかし、Réforme du droit des obligations : l’attente est longue !によれば、まだもう少しかかるようだ。
そもそも、オルドナンスの案ができてから結構長い間待っていたのは何故かと疑問に思われていたところだが、コンセイユ・デタの審査が遅れていたという。その理由は、テロ対策・緊急事態、そして緊急事態を書き込むために憲法改正の作業に時間がとられ、民法改正の方にはエネルギーが回らなかったらしい。
その上、クリスチャン・トビラ法務大臣の辞任騒ぎで、もっと遅れるかもしれないと懸念されていたが、これはあまり影響がなかったようだ。
そしてオランド大統領は、民法・契約法の改正の次は民事責任法(つまり不法行為法)の改正作業だと演説していたので、少なくとも契約法の方はもうまもなく終わるとの観測があった。
ということで、本日の閣議上程に至ったが、上記の記事によれば、フランスの閣議は実質的に審査もするらしく、今日中の閣議決定とはならず、13日に引き続き検討がされるらしい。しかも公表されたオルドナンス案は最終決定ではなく、まだ変わる可能性があるとのこと。
そして、その次には議会が承認決議をするし、その段階でもさらに修正が加わる可能性があるという。
そういうわけで、まだもう少しかかるようだが、某極東の民法・債務法大改正のように5月までの議会では決定できないから廃案が早くも決定しているというような状況ではないので、時間の問題かもしれない。
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