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2016/01/31

cinema:あん

ポワチエの映画館でもやっていたので、映画「Les délices de Tokyo あん」を見に行った。予告編も見ないで行ったので、思いがけず深い話でびっくりした。

原作本はこちら。高いけどキンドルでも読める。

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2016/01/30

cinema:The Danish Girl

Danish Girlという映画をポワチエで見た。

Dg


邦題は多分リリーのすべてというのだと思う。

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2016/01/29

Book:危険な世界史

今年読んだ本6冊目は、危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

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2016/01/23

映画「乱れる」をPoitiersで見る

「数多い成瀬作品の中でもトップクラス」と書かれていた高峰秀子と加山雄三の1964年の映画が、ポワチエでやっていたので見てきた。


映画を余り見る方ではないので、この作品はもちろん初めて見る。ということでフランス人たちと同じレベルで、衝撃というか唐突のラストには唖然とした雰囲気が館内に充満していたのもよく分かった。

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詐欺による結婚も無効ではない(France民法)

昨日のフランス民法の授業は、家族法の婚姻のところだったので色々と興味深く、面白かった。

Justicepolonaise

特に教室がざわついたのは、先生が、婚姻の無効取消し事由として、自由な意思によらない婚姻を挙げ、自由な意思ではない=瑕疵のある意思として「詐欺、錯誤、暴力」による場合が考えられるけれども、詐欺による結婚は無効にはならないと言った時であった。

詐欺による結婚は無効ではない!

注)フランス法は日本法の無効と取消しに対応した区別しない。どちらもannulationであり、annulerする必要がある。無効でも無効にする行為が必要だという意味では、取消と訳した方が良いかもしれないが、nulともいうし、無効と取消しに無理に対応させるよりも、無効にも様々な程度があるという理解の方がよい。

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2016/01/21

avocat:ポワチエ控訴院が弁護士事務所のモラハラを認定し、事務員解雇無効判決

Dscf1178


ポワチエ控訴院の今年1月9日の判決がダローズの時事記事で紹介されていた。

Harcèlement moral dans un cabinet d’avocats

それによると、弁護士事務所の秘書がモラルハラスメントを受けたとして、解雇の無効を訴え、一審に続いて控訴院でも勝訴し、17000ユーロの賠償を勝ち取ったとのこと。

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2016/01/20

Decentralisation:中央省庁の地方移転

Dscf8046
全く雑感なんだけど、消費者庁を徳島に移転するのに反対された河野大臣が、次のように吠えているそうだ。

河野消費者担当大臣が、20日朝の自民党の会議で「地方へ役所が行ったら仕事ができないぐらいの役所だったら、そんなもん潰した方がいい」と吠えました。

「地方へ役所が行ったら仕事ができないぐらいの役所だったら、そんなもん潰した方がいい」

これに対して正面から、「いやいや中央省庁は東京に集まっていないと、国会対応でも企業対応でも有識者を集めるにも外国対応機関との交流でも不便すぎて不都合なんですよ」と答えるならば、そもそも中央省庁の地方移転はできないと白旗を揚げるに等しい。
が、しかし、それは真実であろう。

そうでないというのなら、まず文科省を地方移転してみればよいのだ。それも新幹線がない地域に。

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2016/01/17

離婚届用紙に対する小さなジェンダー的いちゃもん

札幌市のサイトで離婚届用紙がダウンロードできるが、今書いている原稿との関係で見てみると、父母の氏名を書く欄があり、そこには次のような注意書きがあった。

Rikonyosi


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2016/01/15

Book:ヒストリエ9

今年読んだ5冊目はヒストリエ(9) (アフタヌーンコミックス)

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nuk:福島第一原発事故の映像>忘れないために

Fukuichibakuhatsu


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2016/01/14

america:アラーとイエスは同じ神か?

アメリカの話である。
P1020987

【オピニオン】アラーとイエスは同じ神か?米大学で大論争

見出しは少し公平を欠く。ローマ・カトリック的には確かに三位一体なのでイエスで代表させるのもありなのかもしれないが、アラーと同じ神かと言って出て来るべきはエホバなのであろう。

そして旧約聖書を教典として認めている点では、キリスト教徒とイスラム教徒に違いはない。違うとすれば、イエスは神の子か、またマホメットは預言者かというあたりか。

問題は、イスラム教徒とキリスト教徒は同じ神の民だというのが大学の先生によって公言され、当のキリスト教系大学が処分を下したという点。

アメリカだけに、訴訟に訴えるのではないだろうか?


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ALSにかかったFC岐阜元社長のブログ

片道切符社長のその後の目的地は? - 恩田聖敬のブログ

自分が元気でいることを知って欲しい。社会とつながっていたい。何か人の役に立ちたい。 そんな思いから、自分の現況や経験、考えを発信することに至りました。alsになっても私は私。社長を辞めても私は私。何も変わりません。

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2016/01/12

Book:レインツリーの国

今年読んだ4冊目は有川浩のレインツリーの国 (新潮文庫)

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2016/01/11

Book:探偵の探偵III

今年読んだ本3冊目は探偵の探偵3 (講談社文庫)

以下、ネタバレになるかもしれない。

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王侯の徳Justice

剣に天秤を持った女神像Justitiaないしテミスと言えば、裁判所のシンボルとして有名だが、王様や領主様の棺や住居にも時々飾られたりする。

王侯の4つの徳の一つが、正義・衡平というわけだ。

最近訪問したナントのカテドラルにも、ブルターニュ公フランソワ2世の棺があり、その一つに正義を表す像が配置されていた。

Dscf2086

裁判所にある女神とは異なり、天秤をそのまま持ってはいない。
法律書を表す本の中に、天秤が描かれるという珍しい構図である。

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2016/01/10

Book:言論抑圧

今年読んだ2冊めは言論抑圧 - 矢内原事件の構図 (中公新書)

戦前の話なので、今とは前提が異なることは確かだが、今もまた表現の自由と学問の自由が脅かされている状況を想起せざるを得ない。

東大経済学部の矢内原先生が、反戦的な言動を当時のマスコミである総合雑誌で展開し、また講演などでも理想を失った日本をひとまず葬って下さいと述べ、これらが直接のきっかけとなって辞職に追い込まれた事件を題材としているが、印象に残ったのは以下の諸点。

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2016/01/08

Nantesの旧裁判所はホテル・レストラン

ナントの勅令で知られるNantes市の旧控訴院の建物は、新しい裁判所が建設されたことに伴い廃止されたが、Radissonが買い取り、ホテルとレストランになっていたので、夕食に赴いた。

Dscf2106


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2016/01/07

日弁連会長選挙に見るNet選挙

私は部外者なのだが、日弁連会長選挙が行われているらしい。

日弁連会長選に2氏 法律家養成制度の改革策など争点

で、私の注目点は以下の部分。

日弁連の規定の変更で、今回の会長選からウェブサイトを利用した選挙運動が可能になった。それぞれの専用サイトは中本氏(http://日弁連会長選挙.jp/)、高山氏(http://takayama2016.com/別ウインドウで開きます)。

ほう、と思ったが、この記事では高山氏の方にはクリッカブルリンクになっているのに対して、中本氏の方は、なんと全角文字で書かれているので、クリックしても飛んでいかない。

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BretagneのパルルマンとCité judiciaire

留学生を訪ねてレンヌに来たおり、有名なブルターニュのパルルマン(現レンヌ控訴院)を見た。

Dscf2030

この建物、フランスの各地にあるパルルマンが控訴院として残っているのとひと味ちがうのは、22年前に一度火災で消失していながら、その後、復元されたという点である。内部の美しい装飾もそのまま復元され、往時を偲ぶことができる。


この右側の本が、焼失したパルルマンの再建のために作られた、美しい写真集である。

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2016/01/05

laicite:首相の伊勢神宮参拝

安倍首相
伊勢神宮を参拝 「実り豊かな成果を」

各紙・各メディアが報じているので、どこから引用してもいいが、毎日から。

安倍晋三首相は5日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した。首相の参拝は新年恒例で、岸田文雄外相、森山裕農相ら9閣僚や世耕弘成、萩生田光一両官房副長官、同県選出の自民党国会議員らが同行した。
P1010167(写真は伊勢神宮ではない。)


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Book:探偵の探偵II

今年読んだ1冊目は探偵の探偵2 (講談社文庫)

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クリスマスツリーはXmas後、どうなるのか?

Dscf1395
ヨーロッパでもアメリカでも、クリスマスには数多くのクリスマスツリーが街で売りだされ、沢山の人が自宅に買って飾る。
当然、クリスマスが終わると、それらは要らなくなるわけだ。さてどうなるのか?

町中で、ゴミとして捨てられているのをよく見かけるし、それは20年前のエジンバラでも同じだったと妻は証言している。

しか~し、今は環境保護とリサイクルの時代。そんなゴミ直行というのはもう古いのだ。

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FRNACE版バカッター

Dscf2027
フランスでも、犯罪行為をビデオにとってネットで自慢する若者(バカモノ)がいる。

Diffusion d'une vidéo de viol sur Facebook et Snapchat : deux suspects interpellés à Perpignan

新年早々という感じだが、3日日曜日の朝、FB上の若い女性をレイプする動画が流され、二人の顔を隠した若い男性が4日になって捕まり、被害者の女性が無事保護されたというのである。

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2016/01/04

FRANCE人の心配事は今年も失業問題

News20160104


今朝のニュースによれば、2015年末の世論調査で今年の心配事をフランス人に聞いたところ、相次ぐテロにもかかわらず失業が最大の問題と答えた人が77%でトップだったそうだ。

なにしろ10%を超える失業率で、テロのせいで観光が20%も落ち込んだというから状況は深刻だ。極右が伸びるはずである。

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avocat:逮捕された弁護士

Avocatsmagistrats

新潟の弁護士さんが一時停止を無視し、警官から逃げて逮捕されたという。

69歳弁護士、警察官から免許証奪い返し逃走はかる

パトカーで巡回中の署員の制止に応じて、一度はパトカーに乗って免許証を提示したが「もういいだろ」と署員から免許証を奪い返して、自分の車に戻り、そのまま逃走しようとしたため、逮捕された。

見出しからすると、全然ダメダメなケースのように見えるが、記事本文の上記の部分を見る限り、怖い話だと思った。

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2016/01/03

legal-info:法律条文の見出し

法情報学的小ネタだが、法律の条文には、最近では見出しが付けられているが、以前はなかった。
P1040525
例えば刑法1条

(国内犯)

第一条  この法律は、日本国内において罪を犯したすべての者に適用する。

このように条文の前に括弧書きで書かれるのが流儀である。

これに対して以前の条文は以下。

第一条 本法ハ何人ヲ問ハス日本国内ニ於テ罪ヲ犯シタル者ニ之ヲ適用ス

これは漢字カタカナ凝固文が現代語化された例だが、現代語の法律でも以前は見出しがなかった。

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Galette des Rois

Galette_des_rois

1月の最初の日曜日はÉpiphanie、キリストの誕生に東方三博士がお祝いに駆けつけたとされる日。
この日の前後には、王たちのガレットを食べる伝統がある。

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2016/01/02

同居の恋人間DV保護命令が443件

Dscf1178
恋人間に保護命令440件
 

2014年施行の改正ドメスティックバイオレンス(DV)防止法で保護の対象となった、同居している恋人間の暴力について、被害の申し立てを受けた全国の裁判所が15年10月末までに計443件の保護命令を発令したことが2日、最高裁の集計で分かった。

 改正法施行から3日で2年。「デートDV」と呼ばれる未婚の恋人間の暴力から被害者を守る“盾”として保護命令が一定程度、定着してきた。一方で、高校生など、相手と同居していない被害者は今も保護対象外で危険にさらされており、早急な対策が必要だ。

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2016/01/01

Juge:国際司法裁判所所長・安達峰一郎について

アジア人初国際司法裁判所所長・安達峰一郎は「世界の良心」

脈絡がよくわからないが、1931年にデン・ハーグ国際司法裁判所所長となった安達峰一郎氏についての記事が、週刊ポスト関係のネットメディアに出ている。

ホームページもある。
Adachi
この写真は同ホームページより引用。

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2016謹賀新年

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明けましておめでとうございます。
今年のお正月は20年ぶりにフランスで迎えました。

フランスでは1月のシャルリー・エブドの襲撃に続いて11月13日のパリ同時多発テロにより、非常事態宣言の下での年越しとなり、予備役も含めた多数の兵士が空港や市内の各所で警戒にあたり、隣国ベルギーでは新年の花火が中止になるなど、警戒態勢が強まっています。
しかし、新年のお祭り騒ぎは止められません。幸いにして、大晦日も元旦も、これまでの所はテロ攻撃は起こっておらず、いつもと変わらぬお正月の情景のようです。

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