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2015/11/03

inlaw:情報ネットワーク法学会は隣の芝生

情報ネットワーク法学会の第15回研究大会が、北九州市で開催される。
プログラム

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今年から2日にわたって開催される様になり、益々充実の度合いを高めている。

その中でも2つ、注目したいのがあって、今年行けないのが残念でならない。

一つは、以下の分科会。

分科会:児童ポルノ  主査:   深町晋也(立教大学)

 登壇者:
  奥村徹 (弁護士・奥村&田中法律事務所)
  北村和弘(NTTコミュニケーションズ)
  成原慧(東京大学)

深町先生が主査として、どのような捌きを見せるのか、ぜひ、動画で見ることとしよう。

もう一つは個別報告で、以下の様なラインナップ。

発表題目: 民間事業者に対する情報提供等記録の開示請求及び訂正請求に関する理論的問題
発表者:  板倉陽一郎(ひかり総合法律事務所)

発表題目: 弁護士照会と個人情報保護及び信書の秘密
発表者:  星野 豊(筑波大学)

発表題目: ドイツにおけるデータ保護団体訴訟法案の動向
発表者:  横田明美(千葉大学)

発表題目: 情報財に対する強制執行〜営業秘密、著作物性のないデータベースを中心に
発表者:  小倉秀夫(弁護士・東京平河法律事務所)

発表題目: デジタル時代の著作権法と憲法をめぐる問題・序説:
著作権と表現の自由における議論を手がかりの一つとして
発表者:  酒井麻千子(東京大学)

発表題目: ビジュアル文化と法に関する一試論:日本法における映像の位置づけとその意義
発表者:  郭 薇(北海道大学)

発表題目: 近時の裁判例を踏まえた検索エンジン運営者に対する削除請求に関する考察
発表者:  田保雄三(弁護士・大阪和音法律事務所)
岡本仁志(弁護士・岡本仁志法律事務所)
木下 英(弁護士・大阪天満法律事務所)
金 啓彦(弁護士・弁護士法人マーキュリー・ジェネラル)

中でも北大の郭薇さんは、異色な角度からの法情報研究をされている方で、その発想の斬新さは目を瞠るものがある。まだ未完ではあるが、以下の論文が公表され、ネットでも読める。

法と情報空間(1) : 近代日本における法情報の構築と変容
法と情報空間(2) : 近代日本における法情報の構築と変容

ということで行けなくて残念だが、ネットで見られる日を心待ちにしていよう。

追記:ショックなことに、今年は機材の都合でネット配信は行わないとのこと。やはり行ける人は行かないとダメのようだ。

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