テロ対策非常事態宣言とCOP21
テロ対策の非常事態宣言により、パリ周辺では一切のデモが禁止されており、これにはフランス人も批判的な声が大きい。
テロ対策で安全を確保するという名目で、市民の政治的な表現の自由を制約するのはお門違いだというわけである。
特に、今週末はパリ近郊で国連の気象会議COP21が開催され、この会議はいつも多数の環境保護団体が会場周辺に押しかけ、デモを繰り広げ、環境問題をないがしろにする国をやり玉に挙げてはプレッシャーをかけるのが通例である。ところが、テロ対策でデモが禁止されているから、これを無視したり、これに抗議したりと、いやがうえにも反発が高まっている。
下のビデオはレプュブリック広場の様子で、本来はここからデモ隊が出発するはずだったのが非常事態宣言で取り消されたことに抗議して、靴を集めて並べたものである。
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