internet:闇サイトと個人情報
クレジットカード番号やネットオークションのID、パスワードなど約3万2千件の個人情報が載った闇サイトが存在することが23日、神奈川県警への取材で分かった。県警は同日までに、闇サイトで情報を入手し、ネットオークションやショッピングサイトに他人のアカウントでアクセスしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで大阪市西区の無職の少年(19)を逮捕、追送検した。県警は闇サイトの管理者の特定を急ぐとともに、個人情報が流出した経緯を調べる。
共同通信社の報道だが、闇サイト管理人は首を洗って待ってろ的な展開のようだ。
個人情報漏洩についてはこれまでも多数報じられており、その中には当該サイトのID/PWのみの場合と、クレジット番号付きのもの、さらにはクレジットカードの確認番号付きのものもふくまれてきた。
そして当該サイトのID/PWだけなら安心かというとさにあらず、リスト攻撃と呼ばれる方法、方法というほどの特殊なものでもないが、特定のID/PWの組をあちこちのサイトで使いまわしている人が多いものだから、特定のサイトのそれが漏洩すれば他のサイトでの不正アクセスにもつながるという現状があった。
それで問題が大きくなったのが、かなり前のことになるが、LINE成り済まし事件である。
なお、闇サイトという点では、名簿屋が大きくクローズアップされたベネッセ事件を思い出さざるを得ない。
もちろん、ID/PWのようなものを堂々と表で売ることができないのは当たり前で、一応合法的であることを前提にしている名簿屋はそのような商売に手を出さないであろうが、線引きは微妙なものになりそうではある。
ということで、早くニッポンの個人情報 「個人を特定する情報が個人情報である」と信じているすべての方へを読みたい。
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