femme:マタニティーマーク、遠慮しないでどんどん使おう
厚労省のマタニティーマーク、今年ができて10年目だそうである。
以前、電車の座席に座っていて、目の前の女性が体型から妊婦さんかなぁと思いつつ、そのまま座り続けて、降りる間際にマタニティマークがチラリと見えたので、譲ってあげればよかったと後悔したことがあった。ということで、もっと目立つようにつけて欲しいとさえ思う。
ところが、マタニティマークをつけることに引け目を感じる妊婦さんがいたりするらしく、日本社会がそうさせているのかと思うと極めて残念だ。
とりわけ、上記記事には「暴言や暴力の標的になるとネットで見て、怖くなった」という声や、「電車で席を譲れと圧力をかけるようで気が引けた」という声などが紹介されているが、前者は明らかに社会の罪、後者もそのように思わせてしまう構造に問題がある。
ギフト商品などを扱う藤田商店(岐阜市)は9年前から個人や自治体向けに20万個以上のマークの入ったマスコットを出荷してきたが、昨年から個人の申し込みが半減している。反対に「なぜ妊婦を優遇するのか」といった声が寄せられるようになった。同社の担当者は「妊娠は病気じゃないのに特別扱いはおかしいとか、電車に乗るべきじゃないとか、ネットでは強い言葉が一人歩きし、妊婦さんを萎縮させている。マークの意義が正しく伝わっていない」と嘆く。
妊婦であることは、もちろん病気ではないが、ハンデを負っている状態であることは間違いないし、そのハンデが病気かどうかに関係なく、一定の配慮があるのは当然だ。
さらに、社会としてもそのハンデや負担を引き受けてくれている女性達がいなければ立ちいかないのであるから、その彼女達を優遇するのは当たり前である。
なお、すべからく女性は家に引っ込んで子供を産み育てろと言うつもりは毛頭ないので、誤解なさらぬよう。
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