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2015/08/08

チェコの裁判所

チェコの首都はいうまでもなくプラハである。
ではチェコの最高裁判所や憲法裁判所もプラハにあるかといえば、答はノーである。

チェコ共和国の最高裁判所は、ブルーノというモルダビア地方の中心都市にあり、プラハからは相当に離れている。憲法裁判所も同様である。

プラハ市内は、もちろん裁判所は存在するし、町中にもテミス像が見て取れる。
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この手の浮き彫りがある看板は、ADVOKATとあり、フランスのAVOCATと同じ弁護士を意味するものとか思われる。

チェコ共和国の最高裁判所や憲法裁判所など、司法権のトップはブルーノにあった。

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この写真は旧市街の北の端にあった憲法裁判所 Ústavní Soudである。英語サイトもある。
それによれば、違憲立法審査権はもちろん、一審判決に対する意見を理由とする上訴、自治体間の管轄紛争、選挙争訟、上院下院議員の兼職可否紛争、議会と大統領との間の憲法紛争、チェコ共和国を拘束する国際裁判所の判決の執行に必要な行為など、その権限は多岐にわたっている。

写真にある憲法裁判所には、少なくとも外観には、典型的なテミス像がおかれているわけではない。外から見渡せる内部の玄関ホールにも、それらしき姿はない。
典型的テミス像は、旧市役所の壁に見られた。
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市役所にテミス像があるというのは不思議な話ではある。
しかも、このテミス像、3つの像の中央に位置しているのだが、その上部に伸びている幹の先端は、わざと曲げて作られている。
なぜかというと、このレリーフ的な像を制作した職人が約束された給金をもらえなかったらしく、その報復として先端をわざわざ曲げたのだという。
正義の女神に対する仕打ちとしては、なかなか味わい深いものがある。

プルーノ市内の最高裁判所は、住所がサイトから判明したものの、実際の場所はわからず、辿りつけなかった。その代わりと行っては何だが、憲法裁判所の近くにある最高行政裁判所の庁舎と、少し離れたところにある郡裁判所の立派な建物の写真を以下ご紹介。

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最高行政裁判所 Nejvyssi Spravni Soud の前には、これも裁判所のオブジェなのか、それとも単に市街地上のアートなのかわからないが、不思議な働く人が設置されている。
また、郡裁判所の玄関ホールには、これまたテミス像とは仕様の違う、しかし結構見応えのある一対の女神が置かれていた。

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