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2015/05/31

見どころ満載のIstanbul考古学博物館

国際訴訟法学会の大会翌日は、一日イスタンブールでフリーだったので、博物館巡りをした。
といっても、足が棒になったので、たまたま見つけたイスタンブール大学のトルコ風呂博物館(ソープのことではない、もちろん)と、トプカピ宮殿そばのイスタンブール考古学博物館しか見られなかったが。
Tetedalexendre


考古学博物館といっても建物は4つに分かれていて、一番規模の大きな建物は修復中の部分があったが、それでも全部見るのは大変な苦労であった。目玉商品のアレキサンダー大王の石棺というのは見つけられなかったが、大王の首の部分が置かれていた。

それ以外にも、法律古文書があったので楽しかった。

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2015/05/30

IAPL2015イスタンブール三日目午後〜四日目

国際訴訟法学会のイスタンブール大会は、三日目の午後に裁判所侮辱罪、その他の制裁措置に関するまとめが報告された。
裁判所命令に対する強制措置として、日本でもDV保護命令や秘密保持命令などに対する違反行為への刑事罰の規定があるところだが、後は過料の制裁があるだけで、あまり強力とは言いがたい。
Iapl2015


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2015/05/28

IAPL2015イスタンブール三日目午前〜脆弱性を持つ人々の司法的保護

matimulog 6666本目のエントリ

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第三セッションはCivil constraints on personal mobilityと題している。個人の移動に対する民事的強制という、直訳するとわかったようなわからないような題になる。
報告者は二人の予定だったが、一人がドタキャンしたらしく、後で聞いたら昨日の最後にカディエ先生がそのように言っていたという人がいたが、ともかく9時開始の予定に間に合うように会場に来てみたら誰もおらず、何人かが待っているとスケジュールが変更されたと係の人が伝えに来た。
ということで、報告者はパリ第10大学のSoraya Amrani Mekki先生一人。

Mekki先生の報告も、タイトルの意味論から始まった。民事とは、移動とは、強制措置とはと。実はフランス語タイトルにはCivilという文字はなく、Mesures de contraintes affectant la mobilité des personnesとある。ドイツ語も同じだ。必ずしもCivilにはこだわらず、また司法裁判所と行政裁判所にも越境して問題を捉えるということである。

実際に取り上げられたのは、脆弱性を持つ人々の司法的な保護であり、その反面として脆弱性に対する攻撃者に対する司法的な拘束であったり、あるいは保護のための拘束である。具体的な問題として取り上げられたのは、対女性あるいは家庭内での暴力事案、外国人、精神障害や知的障害のある人々などについての司法的保護である。


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2015/05/27

IAPL2015イスタンブール二日目

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イスタンブールで行われている国際訴訟法学会第15回世界会議は、昨日のオープニングに続いて今日が第一・第二セッション。
第一セッションは、ロイク・カディエ先生のコーディネートで、広い意味で仮処分の位置づけを論じるセッションであった。

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2015/05/25

5月25日から第15回世界訴訟法会議at Istanbul

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5月25日から28日までの間、イスタンブールで国際訴訟法学会の第15回世界会議が開催される。

欧州からは参加しやすいので、私も参加する予定である。

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2015/05/23

Poitiersの公共交通機関

Poitiersbus
ポワチエという都市は、高等裁判所に相当する控訴院もあるくらいで、歴史的にもツール・ポワチエの戦いに名を留め、それなりに存在は知られているが、実のところ、小都市である。人口規模は9万人程度であり、小樽市をもう一回り小さくしたくらいであろうか。周辺地域を入れれば25万人なので、函館より少し小さいという言い方もできる。

市内の主要交通機関はバスであり、メトロとかトラムとかといった都市型交通機関は存在しない。
また旧市街は丘の上にあり、周辺は川と線路が谷となって取り囲み、その向こう側にさらに丘が広がっているので、自転車は実用的ではない。電気アシスト自転車は、市が貸し出しているが、いつも満杯で申し込んでから一ヶ月待ち。しかし自分で買うほどでもないとフランス人は思っているらしく、大体自家用車の世界だ。

ということで車を買わないとすれば頼りになるのがバスだが、Vitalisという名前の交通公社が運営している。

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2015/05/22

pub:自由と正義2015-5月号に坂東先生が「消費者のための集団裁判」の書評を掲載

ホクネット監修、町村著『消費者のための集団裁判~消費者裁判手続特例法の使い方』の書評を、坂東俊矢先生が自由と正義に書いてくださった。

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2015/05/19

FRNACE:10年前の刑事事件に無罪判決

5月18日付けでレンヌ軽罪裁判所が下した無罪判決が、昨日からマスコミを賑わしている。

これは、10年前の2005年10月27日に、二人の若者Zyed と BounaがEDF(フランス電気会社)の送電施設に入り込んで感電死したという事件で、二人を追っていた警察官二名が、明白な危険を知りながら救助の措置に出なかったとして起訴されたというものである。

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2015/05/18

Le Petit Robertが今年採用した新語

これも今朝のニュースに取り上げられていた話題で、代表的なフランス語版広辞苑であるLe Petet Robertが6月からの2016年版で150の新語を追加した。
その中には、日本でもお馴染みの言葉がいくつか見られる。
Petitrobert


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FRANCE:電子タバコが爆発して入院

今朝のフランスのニュースによれば、電子タバコを吸っていた21歳の男の子が、その電子タバコの爆発によりやけどを負って、入院したそうだ。

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Book:司法取引

今年読んだ28冊目と29冊目
ジョン・グリシャムの司法取引(上) (新潮文庫)および(下)


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2015/05/16

Tours裁判所ほか訪問

世界遺産「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」のシャトー巡りの拠点に位置するトゥール、トゥールポワチエの戦いで有名であり、サンジャック・ド・コンポステルのフランスルートの一つとしても有名な都市だが、裁判所も立派であった。

Palaisdejusticetours


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2015/05/07

Palais de justice:札幌地裁小樽支部からパリの裁判所まで建て替え

丘の上に立つ札幌地裁小樽支部の建物が、いつの間にか建て替えられていたのを、今日、FBの書き込みで知った。
法廷には窓があり、海が見えるという素敵な立地だったが、建て替えられてどうなっただろうか?

ところで、昨日は、パリの裁判所でも新築の動きがあった。
パリの裁判所といえば、シテ島にある壮麗な建物で、敷地内にはサン・シャペルがあるので多くの観光客が荷物検査のゲートを通って敷地内に入る。
さらに、マリー・アントワネットの独房とかも見ることができるのだが、地裁に相当する大審裁判所は別に建てられるようだ。

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2015/05/06

book:追風に帆を上げよ

今年読んだ26冊目と27冊目。
ジェフリー・アーチャーの連作最新作、追風に帆を上げよ(上): クリフトン年代記 第4部 (新潮文庫)追風に帆を上げよ(下): クリフトン年代記 第4部 (新潮文庫)



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2015/05/05

FRANCE情報セキュリティ法案が今晩採決へ

フランスでは、情報ネットワークに対するセキュリティを強化するための法案が大詰めを迎えている。

その名も情報(セキュリティ)法案 projet de loi sur le renseignementといい、国内治安法典とも訳すべきCode de la sécurité intérieurに、第8巻「情報について Du renseignement」を追加し、その他所要の改正をするものである。

Contreloirenseignement


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Franceの痴漢事情

昨晩のフランス2のニュースでは、フランスでも痴漢が問題化し、摘発が進んでいるということだった。
テレビに出てきたのはパリのメトロで、記者が隠しカメラで痴漢の現場を撮影し、その被写体は逮捕されて警察に連れて行かれるところまで写っていた。
Chikanfr

最大5年の牢屋行き(emprisonnement)のリスクを犯したのだというナレーションとともに。
被害女性のインタビューでは、「しょっちゅうよ」という声がしきり。
この種の犯罪の専門家のインタビューでは、セクシャルな衝動よりも破壊衝動なんだという分析が述べられていた。

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2015/05/04

Book:今はもういない

今年読んだ25冊目は、前回に引き続き森博嗣今はもうない (講談社文庫)

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2015/05/03

constitution:憲法関連の覚えておきたい事柄

美智子皇后のお言葉

5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。主に新聞紙上でこうした論議に触れながら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で,市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。

平成25年のお誕生日の折の文書回答

この皇后陛下の感銘を受けたという憲法草案は、あきる野市のデジタルライブラリーで見ることができるので、一読してみよう。
明治という時代を前提にしてみると、そのリベラルな内容には驚かされる。

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matimulogとロースクールは12年目

このブログは2004年5月2日に開設したので、今日から12年目となる。ロースクール制度も同年開設なので、今は12年目だ。
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写真は今いるところという趣旨で、ポワチエのノートルダム・ラ・グランド教会。
復活祭(パック)のミサが行われているところに天使のはしごが降りてきた。

さて、このブログの昨日までの投稿数が6649件なので、年に600件の投稿をしているということになる。平均すると一日1件から2件程度。


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2015/05/01

Franco-Japonais 法学徒あるある

日本の法学部生も、法学部生だというだけで世間の人から何度も言われてうんざりということがあると思う。

そんな状況は、フランスでも同じのようで、以下のサイトではフランスの法学部生が卒業までに何度も言われて、もううんざり Assez! と言いたくなるフレーズが並んでいる。

Études de droit : Les phrases que les étudiants ne veulent plus entendre !

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5月1日は法の日(USA)

フランスの5月1日はすずらんを贈り合う日のようで、町のあちこちにすずらん売りが立っている。
その由来を調べようとしたら、アメリカでは法の日Law Dayとされていることを発見。

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アメリカの人々が自由を謳歌し、合衆国に忠誠を誓い、そして特に平等と正義に親しむ日だという。
この日に合わせて各地の弁護士会が様々な法関連の催し物をするというのは、日本の法の日とも共通していて興味深い。

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