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2015/04/30

FRNACE:ポワチエ大学法学社会科学部で在外研究

ご挨拶

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4月1日より、研究期間として授業等の担当を外していただきましたので、フランスのポワチエ大学にて長期の在外研修をすることと致しました。
一年間のアバート契約や電気、電話など生活に必要な環境を整え、またポワチエ大学でも写真の通り共同研究室をご用意いただき、ネット環境もWiFiで不自由のない客員研究員としての環境を整えていただきました。

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Book:幻惑と死と使徒

今年読んだ24冊目

森博嗣の小説は膨大にあって、その全部を読み切ることなど到底できそうにない。持ってきたのも後わずかで、一冊読み終えると、残り少ないことに残念な気分になる。一種の中毒症状だ。
彼のこの時期の小説は登場人物がやたらたタバコを吸うのだが、ニコチン中毒者が煙草の箱に残り3本位になると不安を覚えるというのと似ている。

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2015/04/29

Lyon第3大学でシンポジウム「離婚後の紛争」

Lyon第三(Jean-Moulin)大学でLe contentieux post-divorceと題するシンポジウムに出席した。

主催は若きオーリアン・モリエール講師で、朝9時から夕方17時までに3つのセッションと昼食会があり、すっかり離婚関連紛争にどっぷり使った。

フランスで何が問題となっているのか、どういう方向に向かおうとしているのかということをモリエール講師が最初にPropos introductifsとして提示していた。
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2015/04/26

Franceにも非接触型お買い物カードがあった

フランスの銀行カードは、22年前のときから日本で言うデビットカード機能が充実していて、そのためpuceと呼ばれるICチップが付いたタイプが一般的だった。カルトブルーと呼ばれているが。
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この4月にCaisse d'Epargne銀行(個人的には毛ガニ銀行と呼んでいる)に口座を開設し、カルトブルーを受け取ったが、それにはフェリカのような、非接触型決済チップが埋め込まれていた。写真左上の無線LANによく似たマークがそれだ。NFC標準のようである。

 # なお、この写真はVISA.frのサイトから出てきたものなので、番号とかフェイクであろうと信じている。

そして、あわせて厚紙のカード入れを渡され、これに入れておくと電波を受発信しないので、勝手に接続されるのを防ぐのだということである。

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2015/04/25

SNCFに対して、アメリカでクラスアクション提起

17日付けフランスの新聞Le Figaroによると、アメリカ・シカゴの裁判所で、ホロコーストの遺族たちがクラスアクションを提起し、フランスの国有鉄道であるSNCFに対して、ナチ収容所へユダヤ人等のを移送したことについての責任を追及している。

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arret:弁護士会照会に報告を拒絶したことが違法として損害賠償が認められた事例

名古屋高判平成27年2月26日PDF判決全文

行方不明になった民事訴訟の被告の転居先を調べるため,弁護士法に基づき郵便局に転居先照会をしたのに拒否されたのは違法だとして,控訴人弁護士会らが被控訴人に損害賠償を求めた訴訟につき,被控訴人が照会事項の全部について報告を拒絶したことは正当な理由を欠くものであり,被控訴人に過失があったものとして控訴人弁護士会の請求を一部認容した事案。

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2015/04/20

Book:笑わない数学者

今年読んだ23冊目。

フランスに持ってきた日本語の小説のうち、妻の好みの森博嗣シリーズが面白い。

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2015/04/19

帆船 #Hermione の復元と航海

アメリカ独立戦争〜フランス革命の時代の帆船が、ロシュフォールで復元され、本日(4/18)アメリカに向けて出航する。
フランスのオランド大統領まで来て記念式典を行う一大イベントなのだそうだ。→フランステレビ

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2015/04/18

politique:渋谷区長選候補者の言動

遠くはなれていても、渋谷区長選の様子が伝わってくるのは良いことなのか、余計なことなのか、判断に迷うが、ともかく、津田大介さんがツダった公開討論会の候補発言をTwitter公式まとめで見ることができる。

そこに、乙武さんの注目する下記の唖然とする発言が出てくるのだ。

今城候補「同性愛は親から子どものときにしっかりとした教育をしないから起きる。動物ではありえない。同性愛は人間が作った個性の問題で条例で決めるものではない」

https://twitter.com/tsuda/status/589304556057559041

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anti-racismeに1億ユーロ

マニュエル・バルス首相は、人種差別対策に、新たに1億ユーロを拠出すると発表した。
これは、シャルリー・エブド攻撃以来強まっているイスラム教徒攻撃やその風潮に対抗するためだという。

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2015/04/17

France消費者の投資被害

フランスにも、当然ながら消費者被害はある。
今宵のEnvoye special という番組では、あまりに典型的な投資被害がテーマであった。

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2015/04/16

○○条の規定は「暗に」削除されました by 法令集

レクシスネクシスが出しているフランスの民事訴訟法典の書籍に掲載されている裁判組織法典R461-2条からR461-5条の箇所には、「2010年10月15日のデクレによって暗黙のうちに implicitement 削除された」という注記があり、条文が載っていない。

一体、法令の条文が暗黙のうちに削除されるというのは、どういうことなのだろうか?
これがフランス流なのかと、瞠目する思いであった。

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2015/04/12

Book:判決はCMのあとで

今年読んだ22冊目。

青柳碧人さんの判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件 (角川文庫)は、いわゆる法クラ妄想に満ちたパロディの形をとった、しかし真面目な裁判員制度批判の本である。


以下、話の筋はバラさないが法律小ネタやパロディについて注目して行こう。

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2015/04/11

政治家上野竜太郎のBlog

千葉市議会議員選挙に立候補した上野竜太郎候補のBlog

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2015/04/07

consumer:消費者庁の公式キッチン

なんか消費者庁が面白いことをやっている。

消費者庁のキッチン(公式)

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2015/04/06

France債務法の改正案

フランス民法も財産法部分の大幅な改正が進行中で、先日、オルドナンスによる立法を行政府に委任するという法律が成立したので、行政府が民法典改正のための成案作りに励んでいる。

その条文案の仮案が法務省サイトに公開されているのを、FB友達の馬場先生に教えてもらった。

Projet d'ordonnance (PDF)
まだ日付も番号も空欄のオルドナンス案だが、portant réforme du droit des contrats, du régime général et de la preuve des obligationsということで、契約法、債務法、証拠法が改正の対象となっている。

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Kindleの機械について

キンドルについては、今度ホワイトも発売されるようだが、9000円くらいするのはなぁと手が出なかった。
しかし、キャンペーン表示付きというのがあるのを知った。

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2015/04/05

jugement:著作権に関する論文で著作者人格権を侵害した事例

著作権をテーマとする論文で、他人の論文の一部を無断で使ったことが氏名表示権侵害となるとされた事例である。

東京地判平成27年3月27日判決全文PDF

問題となったのは、判決文によれば、「通信と放送の融合に伴う著作権問題の研究」と題する論文であり、電気通信普及財団のサイトに掲載されている。この論文の元となったものは、電子通信情報学会の研究報告として公表され、その際に著作権を同学会に譲渡していた。
他方、被告側は大阪工業大学知的財産専門職大学院に所属する学生と、その指導教員、そして上記の学会であり、原告論文の一部からデッドコピーをしていた。

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