action:殉愛の真実が差止仮処分申請を受ける
さくら夫人が『殉愛』の検証本『百田尚樹「殉愛」の真実』の出版差し止めを申し立て!
この記事によると、差止めの理由が、債務者の書籍の中で取り上げられている温井メモと呼ばれる書面が、やしきたかじんの真筆であること、それを勝手に転載していることは著作権侵害に当たるということである。
ところが、債務者の書籍では当該メモをたかじん自らが記載したものではない、つまり偽物だと主張している。
ちなみにメモの内容は、やはり上記の記事によると「たかじんが生前、温井校長に宛てて書いたという〈桃山に寄付受口になってもらい(さくら氏に1億円の寄付を)戻してやってほしい〉といった内容のメモ」だそうである。
なお、著作権侵害と書いたが、上記記事では公表されていないことを理由にするような記述もあるので、著作者人格権侵害ということなのかもしれない。
なかなか興味深い事例を量産してくれる一連のバトルではある。
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