Mock:模擬少年審判
白鴎大学の学生さんが、少年審判の模擬裁判を実施した。
原則非公開の現場を再現 白鴎大で模擬少年審判 小山
白鴎大学法学部の平山真理准教授の刑事訴訟法ゼミの3~4年生12人が行ったそうで、すでに4回目になるという。
平山先生ご参加の教科書
これには、神奈川大学の公文先生とか、鹿児島大学の中島宏先生とかも共著者となっている。
17歳の少年が別れ話に激高し、交際相手の少女に暴行を加え死亡させたという設定。学生らは少年事件と成年事件の違いなどを解説した後、少年や家裁の裁判官、調査官、検察官、少女の母親などの役を演じた。処分については来場者約35人にアンケートした結果、「刑事処分相当」として検察官送致(逆送)することを決定した。
このほかに模擬裁判員裁判も行ったというのであるから、ずいぶんとエネルギッシュである。
この模擬法廷、北大文学部を拠点とする科研費助成研究・新学術領域研究「法と人間科学」の河合班の活動として行われたもので、以下のように告知されていた。
白鴎大学(栃木県小山市/学長:奥島孝康)では1月10日(土)に、法学部の学生による「模擬裁判員裁判」および「模擬少年審判」を開催する。これは、科学研究費補助金(新学術領域)「刑罰と犯罪防止 厳罰化と死刑の効果を信じる人々はどうすれば意見を変えるのか」(研究代表者:河合幹雄・横浜桐蔭大学教授、研究分担者:平山真理・白鴎大学准教授)の助成を受けて実施するもの。一般の人の参加も可能。参加費無料、事前申し込み不要。
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