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2014/12/19

捜索前にPCのDiskに穴を開ける

小渕優子講演会の不明朗な支出をめぐっては、既に元秘書が町長職を辞任するまでに至っているが、その全貌はよく分からない。
そんな中、デジタル証拠に関わるエピソードが報じられている。

捜索前、PC機器を破壊 資金問題で小渕氏の関係先

既に元秘書や講演会事務所を捜索したところ、「その時点までに、小渕氏の関係先の複数のハードディスクが、電気ドリルで穴を開けられていた。ハードディスクはすでに使えない状態だったという。」

ハードディスクは消去してもデータが読み出せなくなるだけで、上書きされない限り、データは消えない。
そして、ディスクに対して加えられた操作は、それ自体の履歴が残るので、デジタル・フォレンジック技術を用いて復元したり、操作履歴を明らかにしたりすることができる。

そうすると、捜索を免れるためには物理的に壊すしか無いということになり、水没させるとか、この記事にあるような穴を開けたり割ったりするとか、そのような挙に出る。
もっともプリミティブなやり方は、ケータイを二つに折るというのが古典的で、八百長調査の対象になった大相撲の力士たちの中でそのような行動に出た事があったが、これはケータイが使えなくなるだけで記憶媒体を取り出して読み出せば読める状態のままだったということにもなる。

物理的に破壊を尽くしてしまえば、いかにフォレンジック技術とはいえ読めなくなるが、他方でそれでは証拠隠滅行為の動かぬ証拠を創りだすことになる。ただし、その立件は難しいかもしれないし、証拠隠滅罪に問われても構わないほど重大な犯罪行為があると考えると、小賢しい手段と分かりつつもこうした行為に出る誘惑には抗しがたいのかもしれない。

追記:なお、FBではクラウドにバックアップがあるかも、という指摘がなされていた。しかしクラウドコンピューティングなどという高級なことをする以前に、メールはいやというほど拡散しているものだから、送信ログのデータを破壊しても受信者、転送先、あるいはメールサーバーとかに残っている可能性は否定できない。またデジタルデータを少し扱い慣れているレベルだと、自宅に持ち帰って仕事をしたりすることもあり、そういうところから漏洩が起きることもあり得るので、完全な証拠隠滅は、実は困難であったりする。

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