matimulogでみる今年の出来事(2)
4月
STAP細胞騒動に思う一民訴学者の感想
小保方さんの正体も、この年末となってすっかり暴かれたようだが、懲戒処分を下すにあたってはきちんと手続を踏むべきというこのエントリの趣旨は、現在でも変更する必要を感じない。というよりも、それなりの手続を踏んだが故に、捏造という結論が部外者にも説得力のあるものとなったといえる。
magazine:日本版クラスアクションとは何か
法学セミナーにおける消費者裁判手続特例法の特集である。
law:日本法データベース比較2014
法情報学の授業における冒頭のデータベース研修の機会に、各社の比較をしている。
5月
NETと人権侵害
奈良先端科学技術大学院大学NAISTで、ネットと人権侵害をテーマとする講演機会を頂いた。
関連情報としてEU:インターネットユーザーのための人権ガイドもある。
event:民事訴訟法学会2014
今年は九州大学での開催であった。
6月
law:改正景表法・消安法成立
法律の内容が期待通りかどうかは別として、自民党政権となって消費者行政が活性化しているということは認めなければならないであろう。
inlaw:ビットコイン特別講演会「仮想貨幣の在り方と法規制」
5月の予告時点のものだが、ビットコインを題材とした情報ネットワーク法学会の特別講演会である。
event:集団的消費者被害回復制度成立記念シンポジウム:消費者・行政・企業はどう向き合うのか
消費者裁判手続特例法の成立を記念するホクネットによるシンポジウムである。
Bankruptcy:アルゼンチン国家の"私的"整理
アメリカの連邦裁判所を舞台に、アルゼンチンに対する債権者による訴訟がアルゼンチン再建を危うくするという、不思議なできごとで、その後も尾を引いた。
politique:ヤジといえば、昨年の今頃も「黙れ、ババァ」事件があった。
直接は言及していないが、東京都議会のセクハラやじ関連であろう。
lawinfo:法律文献引用法の更新
NPO法人法教育支援センターのサイトに、「法律文献等の出典の表示方法」(平成26年).pdfが掲載されており、それが更新されたニュースである。
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