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2014/12/27

matimulogでみる今年の出来事(1)

今年もいろいろなことがあった、というニュースダイジェストを見ながら、このブログで取り上げた話題を振り返り、今年の印象に残ったエントリを思い返してみた。

1月
event:差止請求事例集解説セミナー
 適格消費者団体が総力を結集して取りまとめた差止請求事例集、全国で解説セミナーをやった。北海道ではもちろんホクネットが協力して1月27日に実施。
関連記事:consumer:消費者団体による差止請求活動
consumer:サン・クロレラに対する差止請求提訴

ANA-CMの中止
人種差別に対する問題意識が盛り上がっていた頃に、私の見方では、そのとばっちりを受けたような出来事で、ちびくろサンボ事件を思い出さざるをえない。

Twitterに対する発信者情報開示の仮処分
サイバー判例としては興味深いものの、海外の企業に対する仮処分が認められるということを除けば、当然視される結論だと思う。

民訴教材:売却不許可決定の例
朝鮮総連本部ビルの強制執行案件。以前から長々と手続が続いている。今年は結局競落許可決定までこぎつけたが、今後は明渡執行をできるかという、いわばラスボス相手のフェーズが待っている。

court:裁判所が個別審理に関して一般の意見を募集?(追記)
サムスン・アップル訴訟事件に、アミカス・キュリエを訴訟指揮として実施した事例。大変興味深いのだが、当事者がコントロールできるのであれば従前の意見書と変わらず、コントロールできない意見を裁判所に伝えなければならないのであれば、それはそれで議論を呼ぶものであろう。少なくとも、弁護士たちが我が身に置き換えて考えると、賞賛一辺倒の出来事ではない。

2月
NET詐欺、どう防ぐか
edu:高校生向けNET消費者教育
2月は、ネットトラブル関連の講演として、羽幌と遠軽というかなり遠いところまで出張した。いずれも、楽しい思い出である。

Fordham大学にMaschi准教授を訪ねる
ニューヨークに行ったのは、これが初めてであった。フォーダム大学を中心として、社会問題に法がどう役に立つのか、法を使って人々がどう活動しているのか、大学はそれにどのような教育機能を発揮するか、色々と考えさせられた。
あわせて、ニューヨーカーの親切さに触れたり、無料通勤フェリーに乗ったり、本場のジャズライブハウスに行ったり、充実した旅行であった。

韓国のDV対策法・予習メモ
韓国のDV対策について、実地調査に行く前に予習をしたもの。実際に訪問し、様々なお話を伺ったが、早期に介入し、円満和解を促すことに力点をおいた立法であるとの印象である。
その点はともかくとして、警察にせよ検察にせよ、日本で関係者に話を聞くのと比べても、熱の入れ方が数段階違うように感じられた。日本の関係者ももっと頑張ってほしいと思う。

3月
book:特定商取引法とネット消費者被害救済
司法書士会でのシンポジウムに登壇。先月の韓国訪問もそうだったが、関連情報があるのでうかがわれるが、イベントそれ自体はエントリにしていない。さて、ネットトラブルの消費者相談が急増中なのだが、今年はこれを受けた立法の動きが活発であった。

Cour d'appel de Poitiers
3月から4月にかけてのマイブームは、ポワチエでの客員教授生活であった。関連のエントリとして、その時期のフランス地方選挙、DV問題に熱心な下院議員訪問、その他の旅行記などがある。

速報:Franceの集団的消費者被害回復訴訟制度が公布された
日本の消費者裁判手続特例法に相当するフランスの集団消費者裁判制度が、最後に憲法院の審議にかかっていたが、本体は合憲として交付されるに至った。

以下続く。

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