Hotelの不当条項
不当条項といえるかどうかも議論の対象だが、それにしても酷い。
クチコミでネガティブ評価を受けた店側が客のクレカから罰金を勝手に徴収
イギリスのブラックプールにあるホテル「Broadway Hotel」は、口コミにネガティブな評価を書き込んだら罰金100ポンドを取ると約款に明記し、実際に悪評を書き込んだ人から100ポンドをクレジットカード決済したのだ。
書き込み自体はかなり酷いものらしく、「不潔で腐敗臭を放つ掘っ立て小屋」というタイトルのネガティブなクチコミだったそうだ。
しかし、それが不法行為になるかどうかは別の話。ここでは、Broadway Hotelの「悪いクチコミに対する罰金」という約款の問題である。
これはこのホテルだけの特殊な例というわけではない。
ネットの口コミに「悪い」と投稿すると5万円の「罰金」を科すホテルが登場
USGHのオンラインポリシーでは、「結婚式をあげるカップルがUSGHを愛しているにもかかわらず、カップルの友人や家族はそうでないことがあることを知ってください。USGHでは結婚式や他のイベントでホテルを予約した場合、デポジット(保証金)を納めてもらっていますが、万一、家族や友人から否定的な評価をネット上で行った場合、1投稿ごとに500ドル(約5万1000円)を保証金から天引きいたします」と明記していました。なお、否定的な投稿の削除が確認された場合は罰金は返還されるとのこと。
ところが、これが報じられると、とたんに撤回したようだ。よほど悪評が立つのが怖いらしい。
こうした企業のやり方は全く支持できないが、だからといって風評被害にさらされるままになっていろというわけでもない。ここには一つのジレンマがある。
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