consumer:通信契約の店頭契約にクーリングオフ、何が問題か?
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“劇薬”クーリングオフ注入、総務省が携帯の店頭販売を改革する理由
色々な思惑が絡んで面白いとは言えるのだが、販売代理店がクーリングオフ導入に反対する理由が、中古在庫を抱えることになって問題だという以上には、今ひとつはっきりしない。
代理店側の社長の声として、以下のような発言が記載されている。
クーリングオフ業界という“負のレッテル”を貼られることで、スタッフのモチベーション低下や採用応募者の減少、離職率の上昇、ひいては、窓口業務に悪影響がおよび、お客様に迷惑がかかりかねない
しかし、これが理由だとするなら、全くナンセンスとしか言いようがない。
クーリングオフはもうはや指定商品制でもないので、上記のようなスティグマを発生させるような特定のいかがわしい商売を意味するものではない。
大体、上記のようなことを言ったら、クーリングオフの対象となる事業者に対して失礼極まりないのではないか。
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