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2014/08/14

statistics:出生関係の統計

昨日紹介した「平成26年わが国の人口動態」には、色々と興味深いデータが示されているが、定番の合計特殊出生率の国際比較は、日本が少子化に悩んでいることは確かだが、国際的には珍しい数字ではないことを教えてくれる。

Birthrate


このグラフで見ると、フィリッピンが突出して多く、フランスも噂通りに多いが、他方で日本と同レベルかそれ以下なのがドイツ、イタリア、香港、シンガポール、台湾、韓国となっている。

アメリカが意外と健闘しているが、多民族国家・連邦国家なので、ヨーロッパと同程度のくくり方なのかもしれない。

若い子の層にできちゃった婚というか授かり婚というかがいかに多いかは、次のグラフから透けて見える。

Birthrate2

このグラフは、結婚後一年以内に第一子が生まれた夫婦で、婚姻から第一子出産までの期間を年齢別に示したものとされる。紛らわしい感じがするが、要するに妻20代の夫婦は結婚(多分婚姻届)から7〜8ヵ月以内に出産に至るということである。慌てて結婚する姿が目に浮かぶようでもあり、子どもが出来たというのが婚姻届を出す動機となっていることが推測される。
30代以降となると、分別も出来てくるということか、そもそも子どもができちゃったという事態が少なくなるのか、婚姻届から8ヵ月以内の出産は徐々に少なくなる。

しかし他方で、結婚してから第一子出産までの期間の平均は長くなっている。

Birthrate3

グラフの見出しにも説明にも「同居期間」とあるが、婚姻届を出してからということではなかろうか?
ここははっきりしないが、出来ちゃった婚で子どもがすぐに出来るケースを除くと、晩婚化ということもあってか、なかなか授からないという現実が見える。

その結果か、早産は増えているし、子どもの出生時の平均体重は、男女とも、この37年間で200グラム減少した。
人工生殖というか、広い意味での不妊治療の結果ということなのではないだろうか?

なお、これらとは趣を異にする統計だが、非嫡出子の割合の国際比較というのもある。


Birthrate4

彼我の差を改めて感じるところだが、フランスでいうところのPACS,広い意味での法律婚でないカップルの法的地位承認が、子どもを育てる人生の選択の余地を大きく広げた結果ということなのかもしれない。

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