privacy:公共ゴミ箱の液晶から、あなたの行きつけの店の広告が流れる
この記事に書かれている「計画」は、CCCのTカードが目指している(た?)ことと大きく重なる。
ロンドン市内の公共ゴミ箱に液晶画面で広告が流れるという仕組みがあったが、そのゴミ箱が近くを通る人のスマホのIDを取得し、また多くのお店でもスマホのIDを取得し、行動履歴を蓄積し、やがてある人がスマホを持ってゴミ箱の横を通るとその人のスマホIDから行動履歴に基づいて行きつけの店の広告が流れるという仕組みを構築しようとしていたとのことである。
CCCのTカード会員は、カードを使ってポイントを貯めた購入履歴をCCCに収集され、その行動履歴から最適なターゲットを定めた広告が提供されるということになっている。
そして何年か前の講演記録によれば、CCCは将来的に行動履歴分析と広告への応用を横串で実現し、Aという店の行動履歴に基づいてBという店でのレシートとかモニターとかに近隣のAのお得情報が表示されるような使い方をしたいと言っていた。
これが実現されれば、どこかのツタヤで「四畳半 女教師の欲望」とかいうAVを借りたことがあると、その次にファミリーマートへ行くと、そのレシートの裏に「四畳半女教師シリーズ」最新作のお知らせとかが印字されて出てくるということもあり得るのである。
まだ、本人の同意があり、その同意の予測範囲内であれば、問題はひとまずないといえるが、お座なりな包括的同意で行動履歴を集められ、不意打ち的な使われ方をするというのであれば、問題がある。プライバシー侵害の誹りは免れない。
上記のロンドン企業の話も、これとよく似ていて、批判を集めたのもむべなるかな。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 令和6年能登半島地震(2024.01.02)
- news:あの神戸市で組体操を強行し、51人も怪我をさせた(2019.10.08)
- やりがい搾取に根性論で応じるけど、それでいいのかOlympique(2019.08.11)
- Disparue;ティフェンヌ・ベロンさんを探せ(2018.10.30)
- FLASH:山尾しおりさんへの取材が酷いらしい(2017.11.10)
コメント