not_guilty:ケータイをいじったことが痴漢冤罪を救う
津山さんは「リュックなどが当たっただけだ」と一貫して無罪を主張していましたが、1審は「何度も触られたという被害者の証言は信用できる」として、罰金40万円の有罪判決を言い渡していました。
15日の2審の判決で、東京高等裁判所の河合健司裁判長は「車載カメラの映像からは、左手でつり革をつかみながら右手で携帯電話を操作している状況がうかがわれ、痴漢をしたとは認められない。被害者の証言を前提にした1審の判断は慎重さを欠いていて、被害者が勘違いした疑いが残る」と指摘して、1審を取り消し無罪を言い渡しました。
「車載カメラの映像からは、左手でつり革をつかみながら右手で携帯電話を操作している状況がうかがわれ、痴漢をしたとは認められない。」
とかくケータイをいじっているのは悪者扱いされる風潮があるが、それにしてはみんなやっているが、痴漢はしていませんという証明にもなるのだ。
今回は車載カメラに写っていたので助かったが、いつもそうとは限らない。
自動車事故の証拠保全で身を守るのと同様に、ドライブレコーダーのような装置を人間に取り付けて、あるいはスマホに取り付けて、良からぬことはしていませんという身の証を立てねばならないのではなかろうか?
いやいやいや、それではかえって盗撮だと言われ、たまたま写り込んだミニスカートの女性を証拠に変態扱いされることは必定であろう。
かくして、世にはびこる監視カメラが頼みの綱になるという、倒錯した世の中だ。
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