manga:ともおと法教育 #nhk
今やってるアニメ「団地ともお」は面白い。
子どもお断りのラーメン屋で門前払いされたともおが、「なんでだよ~」と抗議すると、「ガキは食うのが遅くて伸びるし、完食もできんから」という。
それではと、ともおが大人並みに食べられることを証明すると、「お前が食べられるのは分かったが、ルールなんだ。例外を認めちまうとまずいんだ」とラーメン屋のオヤジが苦渋の返事。
まさしくルールのあり方、運用におけるジレンマの本質を鋭く突く問題提起ではなかろうか。
一定のルールを定めたら、それを厳格に運用するならいかにも杓子定規で実情に合わない。
かといって、実情にあわせて柔軟に運用すれば、皆が例外の適用を求めて、ズルズルと融通無碍となりかねない。
それに一定のルールには立法目的とか趣旨とかがあって、解釈もそれを踏まえて行うことが必要だ。
だがしかし、趣旨を踏まえた解釈なのかズルズルの融通無碍なのかは外からは判然としないので、合理的な解釈であってもその理由を明示しないと、結局例外を野放図に認めることにつながりかねない。
しかし判決に理由をつける義務みたいなのを日常的な法の解釈適用のたびにするわけには行かないだろう。
ということで、ルールを作って、それを適正に運用することは難しいというお話。
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