law:法定利率が下がる
法定利率といえば5%ということで覚えやすかったが、浮世離れした感もあった。
それが、大変動しそうである。
<交通事故「中間利息」>現状5%から3%に下げて変動制へ
法制審議会(法相の諮問機関)の民法部会は8日、交通事故の被害者らの逸失利益を算定する際に差し引かれる「中間利息」の利率を、現状の5%から3%に引き下げたうえで変動制とする法務省原案を大筋で了解した。利率が低いほど被害者に有利になる。今月末に提示される取りまとめ案に盛り込まれる見通し。法務省は法制審の答申を経て来年の通常国会への関連法案提出を目指す。
記事はなぜか中間利息控除の話が中心的だが、その元々の法定利率を下げて変動制にするということである。
法務省の原案によると、民事法定利率を3%に引き下げたうえで1%刻みの変動制に移行し、中間利息もこれと同様とする。見直しは3年に1回で、過去5年間の貸出金利の平均が1%以上変動した場合に限るとしている。
3%でも???ではあるが、5%よりはマシだ。
しかし、このように低金利時代の常識に合わせるのであれば、まさか貸出利率の上限をアップさせるようなアナクロニズムなことをしないだろうなと思う。
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