Scotland独立運動の今
スコットランドが独立に向けた国民投票をこの秋に予定している。
スコットランド政府は、2011年の議会選挙でスコットランド国民党SNPが過半数を制し、党首Alex Salmondが首相(First Minister)に就いた。
かねてから独立を主張してきた党であり、早速独立に向けて、国民投票を実施するべく、独立の綱領文書Your Scotland, Your Voice: A National Conversationを発表し、国民投票実施に関するパブリックコメントを募集した。
このパブリックコメントには21000通もの反応が返ってきて、その数は同性婚と公共の場の禁煙に関するコメント数に次いで多いという。UK政府の実施するパブコメよりも7倍多いとされている。
これに基づいて、2014年9月18日を国民投票の日と定め、独立賛成と反対のキャンペーン中というわけである。→スコットランド国民投票2014のサイト
「ハリポタ」作者 独立反対、1億円超寄付
スコットランドがUKからの独立を目指して国民投票を実施するのに対し、ハリーポッターの著者J・K・ローリングが100万ポンドを独立反対運動に寄付した。
ということで、かなりヒートアップしているのではないかと想像される。
今年の夏のエジンバラ・フェスティバルやミリタリー・タトゥーでは、何かが起こるであろうか?
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