lawsuit:グラナダ行き飛行機に乗ったらグレナダに着いた
NBCニュースによると、アメリカのメリーランドに住む歯医者さんが、ポルトガルに出張した際、ついでにスペインのグラナダに行きたいと考え、ブリティッシュエアウェイズでチケットを取った。
ところが、なぜかロンドン経由のチケットなのだが、ロンドンからスペインに行くものと思い込んでいた歯医者さん、窓の外で大西洋を越えつつあることに気が付き、CAにどうしてスペインに行かないんだと聞くと、「はい? スペイン? この飛行機は西インド諸島に行きますけど」と言われたそうだ。
当然、旅行は台無しになり、帰国後BAを訴えることになった。記事によると、US District Courtとあるが、BAはFederal Courtへの移送を求めたというので、州裁判所に訴えて連邦裁判所に移送を求めたということであろう。
このBAの移送申立てに対して裁判官は、国際航空の話ではなく、契約トラブルだからという理由で、移送申立てを却下したのである。
※このニュースを紹介した日本の記事は、却下で裁判が終わってしまったかのような印象で書かれていた。
ともあれ、結論はまだこれからだが、記事によれば歯医者さんは電話で「スペインのグラナダ」に行きたいと伝えたそうであり、かつ、E-Ticketには空港コードも記載がなく、飛行時間など書かれていなかったという。
しかし、グレナダと書かれていたのであろうが。
ポルトガルからついでにスペインに行くのになぜロンドン経由をアメリカ人が選ばなければならないのか、よく分からないところのある事件ではあった。
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