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2014/06/10

Book:100分でわかる企業法務

成和明哲法律事務所編『100分でわかる企業法務・取締役のための会社法ノート』(角川Oneテーマ21)


元のゼミ生でさっさと司法試験に合格してしまった弁護士さんから、上記の本が届いた。
所属事務所で書いたものということだが、なるほど分かりやすい。

取締役その人がパラパラと読みたくなるような内容であるし、どんなリスクにさらされているか、どんなことに注意しなければならないかをさらっておくのに役立ちそうだ。

取締役など企業法務の現役の人だけではなく、法を学ぶ学生にとって参考になりそうなところが次の節。

法律の建前と実務の本音 会社法の原則が実務では例外

ここでは、単に法律と実務が乖離しているということを述べるだけではなく、実務上は常識のように思い込んでいるところが実は間違いで、落とし穴となりうることを明らかにしている。

法が世の中でどのように役立ち、役立たないとされ、しかし効力があるのかという事情の一端を、学生に学んでもらうのは意味のあることだと思う。

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