Bankruptcy:アルゼンチン国家の"私的"整理
アルゼンチン政府は、2001年のデフォルト以降、債権者に債務の減額を交渉によって実現してきたが、アメリカのファンドが債権の支払いを求める訴えを提起し、認容判決が出たことでふただび窮地に。
裁判所は今月16日、債務全額の支払いを求めるとともに、これらの投資ファンドへの支払いが終わらないかぎり、利息の支払いなどすべての債権者に対して支払いを行ってはいけないという決定を行いました。
NHKニュースによれば、アルゼンチン政府はこの判決に従ってファンドに弁済すれば、それにより他の債務について再びデフォルトとなり、さりとて弁済しなければ結局他の債権者への支払いが禁止されているのでデフォルトとなる。
にっちもさっちもいかない状態に追い込まれている。
そこで、アルゼンチン政府は何カ国の新聞に全面広告をうち、アメリカ裁判所の判決に抗議するとともに、公正な扱いを求めたということである。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 論点そらしが成功した例〜黒川検事長の職務延長から賭博問題へ(2020.12.25)
- 現職大統領のクーデタ(2020.11.07)
- Book:#女帝 #小池百合子(2020.06.25)
- 進次郎の育休取得にせやろがおじさんが物申す(2020.01.26)
- Bankruptcy:トマス・クック(2019.09.28)
コメント