Book:集団的消費者利益の実現と法の役割
立法の度重なるスケジュール遅延で発行も遅れに遅れていた本書がついに発行に至った。
12月に成立した消費者裁判手続特例法の内容も取り込んだ最新の学術研究書である。
私は専ら差止請求訴訟を対象とする論考だったが、消費者裁判手続特例法を対象とした論者の皆さんは、法律の内容を取り入れて原稿を仕上げるご苦労が多かったと思われる。
特に、笠井教授の「消費者裁判手続特例法に基づく請求・審理・裁判等に関する手続上の諸問題」(362頁以下)は、今週の民事法研究会で行う予定の報告「消費者裁判手続特例法の共通義務確認の訴えと訴訟物」に参考となる必読文献である。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- Book:競争の番人(2022.06.06)
- Book:六法推理(2022.05.30)
- Book:リーガルイノベーション入門(2022.05.12)
- Book:情報法入門〔第6版〕(2022.05.11)
- Book:消費者法の作り方ー実効性のある法政策を求めて(2022.05.10)
「消費者問題」カテゴリの記事
- Book:消費者法の作り方ー実効性のある法政策を求めて(2022.05.10)
- #ホクネット の消費者被害情報収集キャンペーン(2021.12.01)
- Book:消費者裁判手続特例法〔第2版〕(2020.12.23)
- article:#山本龍彦 「思想の自由市場の落日 アテンション・エコノミー× #AI 」NEXTCOM44号4頁(2020.12.06)
- event:第4回消費者団体訴訟制度の活用について考えるシンポジウム(2020.11.20)
コメント