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2014/03/23

Limoge再訪

フランス中部にあるリモージュという町は、陶磁器の産地として有名である一方、limogerという動詞(「リモージュする」みたいな)で左遷するという意味で使われたりするので、すごい田舎なイメージもある。

実際、20年前に大学・大学院とも同期の友人と訪れた時のイメージは、田舎だった。
その時は、この写真の駅に降り立って、歩いて陶磁器博物館まで行ったという記憶しか残っていなかった。
Limogesncf


また、ポアチエ大学で「今度リモージュに行く」という話をすると、多くの皆さんが一様に、「なんであんな田舎に」という反応なので、まあよっぽど田舎だと思っていた。先生の一人は、車がないととても観光できないみたいなことをおっしゃっていた。

それに、pepe犬、リモージュに行くというブログエントリを読んだものだから、さらに田舎かと思っていた。

ともあれ、まだ行ったことのない妻とともに、少なくともリモージュ焼きの博物館にはもう一度行きたいと思い、雨模様の土曜日を電車に乗ってリモージュに出かけた。

なるほど、上記の駅は20年前と同じだったが、心なしか駅の構内はきれいな印象だ。
そして、まずは20年前と同じようにOffice de Tourismeを目指して歩くと、とてもきれいなインフォとなっている。
そこで地図をゲットして、さらに教会めぐりをしながら市の中心に行くと、トロリーバスは走っているし、中心には大きな屋内市場ができている。
ポアチエにもノートルダム教会横にマルシェがあるが、その倍の規模だ。

おまけにラファイエットデパートがあるし、商店街はどこまでも続いているし、控訴院・大審裁判所は立派だし、ポアチエより数段大きな都市という感じになっていた。

肝心の陶磁器博物館も、20年前とは様変わりしているので、学芸員さんにリニューアルしたのかと聞いたら、以前の建物に陶磁器学校までの部分を建て増しして、3000点の展示物が5000点になったと説明してくれた。20年前に来た時に見たはずの建物は、そちらだ、と言われ、行ってみると、確かにそんな感じの古い一角が残っていた。

途中何度も雨にふられながら、白老牛や神戸牛ならぬリムザン牛のランチも堪能し、カテドラルにも足を伸ばし、サロンカーのようなゆったりとしたつくりのリムザン地方線の鉄道でポアチエに無事帰還した。できれば、もうちょっとゆっくりしてきたい街であった。

→写真はフェイスブック参照

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