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2014/03/24

gastronomiqueな日曜日

ポアチエ大学の民法の先生にご招待いただき、ポアチエ郊外のレストラン La Chênaieにて昼食をご馳走になった。


Lachenaie


日曜日はランチのみで、地元の方々で賑わっていたが、メニューから以下のようなセレクトであった。

Pot-au-feu de Foie gras aux petits légumes
Poisson du jour (selon la pêche)
Plateau de fromages
Poire à la confiture de vin framboisée

今日のお魚はBarであった。

連れ合いは以下のようなセレクト。
Effeuillade de Cabillaud
Rognon de veau sauce aigre-douce
Plateau de fromages
Pomme "tatin" et glace aux vanille

さて食事中には、色々な話に花が咲いたが、どうしてもフランス社会はどうなの、日本社会はどうなのという話になった。
日本から見ると、フランス社会は全く男女平等で、仕事に女性が参画するのは当たり前の社会が実現できているように見えるのだが、フランス人の女性教授から見るとそうではないという。実際のところ、女性の社会的地位や収入は男性に対して低いという。その原因は、女性が外での仕事と同時に家事労働を主に担う構造が変わっておらず、従って収入や社会的地位に限界があるというのである。いわゆるガラスの天井である。

法曹界が女性に占められている現象をFéminisationと呼び、問題視されているのだが、なぜ問題なのかをこの機会に聞いてみた。すると、女性のシェアが高まると、ますます男子学生が法曹界を目指さなくなるという問題があるということだった。法学部の法職コース説明会でも確かに女性が多数を占めていた。
また、結局上記の構造が変わらないままでは女性が公務員としても高い地位に付くことが難しく、弁護士としても、男性は長時間労働を必要とする渉外法務や会計会社法務を扱う大事務所に勤める傾向があるのに対して、女性は通常の法律事務所で低収入にあえぐということになる傾向があるということだった。

まあ日本から見れば、家事労働の負担が妻にかかる割合は格段に違うのだと思うのだが、それでも全く対等ということにはならないのであろう。

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