FN躍進への対抗策
フランスでは、統一地方選挙の第一回投票で極右の国民戦線が躍進し、いくつかの自治体で首長への当選を果たし、多くの自治体では右翼・左翼を抑えて比較多数をとった。
第二回投票への候補者リスト提出期限が迫る中、今悩ましいのが二、三位連合を作るかどうか。
国民戦線が首長に当選するのはなんとしても避けたいということで、三位になった社会党が候補者を取り下げると意思表示したのがペルピニャンなど、いくつかある。
しかし、社会党支持者が素直に保守連合に投票するかというと、そう簡単ではなさそうだ。
それとは別に、全国平均36%の棄権率はフランス人にショックだったようで、なぜかが話題となっている。
50%そこそこの投票率でも疑わない日本からすると、そういうもんかと驚くが、それが正常なのかもしれない。
テレビインタビューに答えている人々の棄権の理由は、特に日本と変わりがなく、忙しいとか、何も変わらないしょとかだったが。
ともあれ、この棄権率の高さから、国民戦線に負けた社会党も保守連合も、二、三位連合をくまなくても逆転できるのじゃないかと希望をつないでいるという面がある。
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