Cour d'appel de Poitiers
一昨日のカンファレンスは多数の学生が詰め掛け、レジュメを20枚しか用意してなかったに60人以上という大盛況だったので、学部長先生に今日はどれくらい来るか聞いたら50人というので、レジュメを50部刷ってきた。。
すると、今日は10人ちょい。残念ながら日本法の歴史や日本の裁判よりもインターネットとプライバシー保護の方が興味が持たれるということが良くわかった。
それでも、前回いらしたポアチエ控訴院の院長さんが事務総長に該当する比較的若手の裁判官を連れて、熱心に質問をしてくれたので、あっという間に一時間半経過した。
その後、控訴院の中を見たいのだけどと言ったら、特別ツアーをしていただいた。
ポアチエ控訴院は、その最初の建物の基礎が築かれたのが古代ローマ時代に遡るという。
職員用入り口から入れてもらったら、そこには手錠をした被告人と警官たちが護送車を待っているところだったが、古代時代の遺跡がガラスの床から見られるようになっていた。
そこから廊下を通って、もう一人手錠をされた被告人とすれ違った後、上記の大広間に。ここはアキテーヌ王女が座したところで、フランス王に嫁して離縁され、イギリス王に嫁して三人の子どもをなしたという歴史を説かれた。
大広間に続いて案内されたのが、地下応接室と思しき大きな部屋だったが、ここが控訴院の法廷だという。法廷には全く見えないのだが。

ここは現在でも控訴院の法廷として使われていて、赤いテーブルと椅子に司法官が座り、当事者はそれに面した粗末な椅子に座らされる。
この部屋がジャンヌ・ダルクの間と呼ばれるのは、彼女がイギリスに捕まり、宗教裁判に掛けられる前に尋問を受けたのがこの部屋だからだという。
なんとも凄い。
そして、近代的な日本流に言えば裁判員裁判用の法廷を案内された後、院長室にてフランスの裁判所の多さや礼装などを見せていただき、大満足で辞した。
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