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2014/02/07

edu:高校生向けNET消費者教育

遠軽高校三年生向けに、消費生活講座として「ネット・スマホの賢い使い方と留意点」と題する講演を行い、その感想と意見を募った。

主なテーマ
(1) マズいツイートで炎上
 一連のバカッター騒ぎから、利用者の身元追及 
(2) クレジット使いすぎ
 電子商取引からゲームアイテムまで、信用取引による過剰債務負担
(3) 無料アプリのワナ
 連絡先情報の盗み出しからウィルスによる乗っ取られ
(4) LINE依存症
 LINEには限らないが、NET利用時間の長期化の原因と防止策
(5) 法学部で学ぶこと
 法律を暗記するのではなく、法的な考え方を学ぶ
 
これについて、ウェブページのフォームと紙媒体のアンケート用紙を用意し、どの話題に最も興味をもったかを答えてもらった。

Enko

 ウェブフォームと紙媒体を合計した全体では、マズいツイートで炎上という話題と、無料アプリのワナという話題に興味が集まり、依存症の問題にも多少は興味を持たれた。
 フォームの回答と紙媒体の回答で傾向が異なったのは、依存症の問題についてである。フォームで回答してくれた43人に限ると30%の生徒諸君が最も興味深かったと答えていて、ツイート炎上や無料アプリと肩を並べるのに対して、紙媒体で回答してくれた73人の生徒諸君では最も興味を持ったと答えたのは12%であった。興味深い結果である。

 また、ネットやスマホの中毒を防止する方策について自由回答で意見を求めたところ、おおまかな傾向は、使う時間を制限するという回答が30%程度、他の趣味やスポーツなどの活動を行うという回答が24%程度、自分で気をつけるしかないという回答も17%程度あった。

さすがにLINEやツイッターをスマートフォン経由で最も使いこなしている世代だけに、問題状況の理解は早く、我がこととして真剣に考えてくれた。もはや、NETを使わないということでは解決策とならないという前提で、いくつかの落とし穴にはまらないように、自ら安全柵を設けたり、慎重に行動したりして行くしかないということが伝わったように思われる。

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