NETで対立候補を誹謗中傷
参議院選挙を最初の機会とするネット選挙解禁直前の出来事だが、ブログで対立候補を誹謗中傷して名誉棄損容疑で逮捕されたニュースが報じられている。
都議選前、ネットで対立現職中傷=名誉毀損容疑で維新候補ら逮捕-警視庁
6月に行われた東京都議会選挙の直前に、インターネットに対立候補になる都議を中傷する書き込みをしたとして、警視庁目黒署は4日、名誉毀損(きそん)容疑で、元目黒区議で都議選目黒区選挙区に日本維新の会公認で出馬していた吉岡克彦容疑者(43)=同区上目黒=ら3人を逮捕した。吉岡容疑者は容疑を否認しているという。同署は公選法違反の疑いも視野に捜査を進める。
逮捕容疑は、5月20日~6月6日、当時民主党の現職都議だった男性(36)を「頭の悪いアフォ政治家、稚拙な詐欺師」などと中傷したブログをネット上に公開し、名誉を傷つけた疑い。(2013/12/04-14:19)
逮捕されただけで有罪と決まったわけではないが、一応都議会議員という公人の話でもあるので、あえて実名をそのまま載せておこう。
いわゆるネット選挙では、匿名の者の誹謗中傷対策として発信者情報開示請求権の改正も行われたのだが、刑事事件として立件されるのであれば、そのような必要もないといえる。
それにしても被疑者は容疑を否認しているとあるが、ブログというのは匿名で登録されたものだったのだろうか?
また、おそらくは容疑者またはその関係者のパソコンから書き込まれたということが裏付けられたので逮捕に至ったのだと思われるが、それでも否認しているということは、例の遠隔操作事件と同様に「なりすましによるものでオレは知らん」という主張であろうか?
いずれにしても貴重な先例として続報が待たれる。
追記:産経の記事には以下の様な事情が書かれている。
吉岡容疑者は都議選に男性と同じ目黒選挙区から立候補しており、A容疑者が「他の候補者の印象を悪くするブログを作ることができる」などと持ちかけ、男性を中傷するための架空のブログを立ち上げていたとみられる。吉岡容疑者も男性も落選した。逮捕容疑は5月20日~6月6日、A容疑者の会社のパソコンからブログに「男性は稚拙な詐欺師。二枚舌の嘘つき。女性への暴力が好きみたい」などと投稿し、男性の名誉を損なわせたとしている。
Aというのはネット広告会社役員だそうであり、吉岡容疑者がこのAに依頼したのかどうかが焦点となろう。ということは無実の可能性も無罪となる可能性も残されていそうに思われる。
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