Jurist2013年12月号は消費者法制
キュートな表紙のジュリスト今月号は、消費者法制の現状と課題が特集テーマだ。
その中で、宇賀先生が「消費者保護と情報管理」と題して個人情報保護について取り扱っている。消費者保護法制の中で取り扱われるのは当然なのだが、珍しい。
ただし、媒体の性質上やむを得ないが、最新の情報というよりは2011年段階の情報であり、現在はさらに状況が大きく変化しているものと思われる。
その他、最後の踏ん張りどきか先送られてしまうか、担当大臣のエネルギーを特定秘密保護法案に摂られてしまった感のある集団的消費者被害回復訴訟法案、生みの親ともいうべき加納さんを共著者にして紹介されている。
話題の事故調については神戸大の中川先生、電気通信サービスに関しては駒沢の若林先生、国センADRについては長年事務局長を務めた井口さんを共著者にしており、いずれも注目だ。
| 固定リンク
「消費者問題」カテゴリの記事
- Arret:共通義務確認訴訟では過失相殺が問題になる事案でも支配性に欠けるものではないとされた事例(2024.03.12)
- #ビューティースリー(#シースリー)の脱毛エステ代金をライフティのクレジットで支払った皆さん、埼玉消費者被害をなくす会が取り返す訴訟を提起してます。事前登録をしましょう。(2024.02.01)
- 詐欺まがい広告がでてきたら・・・(2023.11.23)
- Book:柳景子著『契約における「交渉力」格差の意義』(2023.06.21)
- 適格消費者団体とはなにか、Chat-GPTに聞いてみた。(2023.02.20)
コメント