Kehl:ちょっとドイツまで歩いて行ってきた
土曜日は休日なので、ちょっと歩いてドイツまで散歩してきた。
以前NHKのアクロス ザ ボーダー「国境の未来に向けて ストラスブール~ケール」という、「世界ふれあい街歩き」の真似っ子のような番組で、中山エミリが歩いてフランスからドイツに渡ったというのを見てたことがあり、その真似である。
ストラスブールからはトラムでオプセルバトワールまで行き、そこからバスで「2つの川公園」というところまで行く。これはライン川の両岸に広がる公園である。
ライン川のフランス側には、第二次大戦か第一次大戦当時のものと思しき要塞跡が、弾丸の跡も生々しく残されていた。
そこから人道橋を渡る。中山エミリのテレビ番組では車が渡る橋を歩いて渡っていたが、その上流に人道橋があり、その国境付近の柵には多くの鍵が付けられていた。どうやらカップルが愛を込めて鍵を付けるという風習があるらしく、カップルそれぞれの名前やらイニシャルやら、ハートマークやらが刻まれている。
これを越えてドイツ側に行くと、いかにも独仏の和解を象徴しているような像が建てられていた。ここからがドイツ、ケールという街である。
特に観光地というわけでもないので、観光客向けの施設もツーリスト・インフォメーションがあるくらいで、後は絵葉書とか指ぬきとか、どこの地方都市にもありそうなものが全くない。
かえってタバコ屋の多さに目を奪われた。ホコ天となっている目抜き通りだけでも10軒くらい立ち並び、タバコの自販もあった。もちろんタスポいらずである。
もちろんタバコ屋以外にも色々の店があった。しかしフランス語が殆どの店で通じている模様で、本屋とかでもチュースと言っているそばからフランス語で話しかける客にはフランス語で応対していた。
写真の青い箱は、リアル青空文庫とでも言おうか、中に入っている本は自由に持って行って読んでもいいし、会員登録もいらないということだ。
教会は当然ながらプロテスタント
ベージュの建物は、ケールの区裁判所兼ライン川船舶裁判所である。そして裏を回ると、鉄格子が窓にハマった建物が傍にあった。建物の入口は判然としなかったし、看板もなかったが、注意書きには「収容者に接触しようとしたり、物やニュースを伝えたりすることは禁止されている」と書かれていたので、裁判所の隣の留置施設なのであろう。
せっかくドイツに来たから、ビールでもと広場のテラスの店に入ったが、食事はスパゲッティポロネーズだの、サンドイッチだのと、霞ヶ関のドトールで食べるのと大差ないメニューだった。
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