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2013/08/29

net:ついに「強盗なう」

表題を見て、ついに強盗に入った自分自身をツイートするバカが現れたのかと思ったが、さすがにそこまではいっていない。

スポーツ報知:強盗なう!ラーメン店 客が実況ツイート「まじ怖かったー」

・・・文化包丁を取り出し、レジ近くにいた店員を「金を出せ」と脅した。

 異変に気づいた客の行動は早かった。犯行現場から数メートル先の座敷席で食事をしていた10代の男性客らは携帯電話で石井容疑者と店員とのやり取りを“激写”。包丁を向けられた店員が不安そうにレジを開ける様子を撮影し、「強盗なう」のつぶやきとともにツイッターに投稿した。

 事件が起きた時、ちょうど店に入ろうとしていたという別の女性客は、「店員に包丁突きつけている時に店に入っちゃったから、まじ怖かったー」とツイート。「私を含めて何人かが一斉に通報して、すぐ警察きました」「私は怖かったけど、周りは普通にラーメン食べてました」「いざとなれば、みんなで取り押さえるような雰囲気っぽかった」などと店内の様子を“中継”した。

店員が包丁を突きつけられて金を出せと脅されている場面に遭遇した時に、手元にあるケータイでパシャ・パシャと撮影し、これをアップするという行動、これまでもあった。むしろすっかりおなじみになった行動様式というべきか。

あの秋葉原のホコテンに車で突っ込み、通行人を刺し殺して回った事件では、犯人が血まみれになりながら最後は取り押さえられるまでを撮影してネットにアップする通行人が沢山いた。
この事件では犯人自身も掲示板に犯行予告して、犯行直前まで心情を書いてアップしていたのだから、ある意味で徹底している。上記の強盗のケースでは、犯人自身がアップしたわけではなく、写真に取られているのを見てイラ立った様子で「撮るんじゃねえ」と叫んだというので、ある意味ではまともな犯人といえる。

犯罪や事故、火事などの現場を一般人が撮影するという現象自体はもうありふれていて、先日は一般人が撮影した決定的瞬間をメディアに売る仲介サイトまで開かれたというニュースが流れていた。

まあ一応論評しておくと、犯罪に出くわした人が、それを止めるための行動ではなく写真にとるという、ちょっと不謹慎・不真面目な対応をすることに対する道徳的な非難可能性があって、これは古の豊田商事社長刺殺事件に立ち会ったメディアが、人が殺されるのを止めもせず記録し続けたという事件でも議論になった点だ。報道を任務とする人々の場合と一般人とが同じか、制止や犯人確保の可能性がある場面かどうかなど、様々な論点があって一概には言えないが、基本的にはそういう問題がある。

もう一つは、上記の強盗事件のケースで、犯人が逆上して何をするかわからない、緊迫した状況であるにもかかわらず、ラーメンを食べ続ける奴、カメラで撮ってツイートする奴、怖いと言いつつ後から店に入ってくる奴、奇妙なノンピリ感がただよっている。そういう雰囲気だったからこそ写真にも撮れたのかもしれないが、一般的には危ない行為である。
刃物を振り回して人を脅している場面では、第一に自分の身を守り、できれば脅されている人の安全にも配慮しつつ、犯人にわからないように通報するにとどめるのが最善であって、冒険的な行動に出るのは自分のみならず犯人の近いところにいる人の身を危険に晒す行為だということを肝に銘じるべきではないか。

なんか年寄りの説教そのものでイヤになるが、でもそういうこと。

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