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2013/08/03

Book:反省させると犯罪者になります

先月辺りからネット上で話題になっていた本だが、ようやく読み終えたので、忘れないうちにメモ。
直接的には犯罪を犯して刑務所に入った人を更生させる現場からの話だが、私にはむしろ子育て世代の親たちに読んで一考してもらいたい内容という印象だった。



どうでもいいことだが、私の買った本の帯は赤地なのに、Amazonの上記図案は緑なのが不思議だ。
それはともかく、この逆説的というかイロニカルな表題からも、読み終わってからは想像がつく内容である。犯罪や非行を犯した人に対し、そのことを反省させようと反省文を書かせたり、あるいは被害者の気持ちを考えさせようとしたりしても、上辺だけの反省ポーズが上手くなるだけで、自分の行為の正当化と被害者に責任を転嫁する本音には迫れないということであった。

被害者の気持ちよりも先に、加害者の気持ちを思い出させ、それを直視することから更生が始まるというのである。そして社会的規範を押し付け、その中には我慢を求めること、人に頼る弱さよりも自立する強さを求めることなどが、余計に当人を追い込み、犯罪へと追いやっていく、あるいは犯罪者仲間から離れられなくするというのである。

子育てにおけるしつけでも同様で、何らかの逸脱行動をした子どもに対して一方的に罰を与えれば、同じ逸脱行動をしなくなるのではなく、それを隠す方法を向上させる方向に進むだけであり、加えて強い自分を確立するように求めることで、人間関係をうまく築く能力、自分の弱さも曝け出せるような人間関係を作る能力をディスタープしてしまう、そうしたことから、反省を求めることは逆効果だというのである。

以上は本書の要約と言うよりも私自身の理解した内容のリフレーズなので、本書の内容そのものではない。力点も違うかもしれない。
じゃあどうすればよいか、ということも含めて、ぜひ、本書を読んで貰いたいと思う。

読み終わった感想としては、自分の子育ては間違った方針で行なってきたという後悔の念と、それにもかかわらずなんとか曲がらずに育ってくれた子どもに感謝したいという思いが募るというものである。

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