female:出産が切り開く議会の「産休」
議員さんが妊娠出産する場合に、議会欠席の正当な理由として出産が定められていない場合も存在するようだ。
その場合、いわば実力行使的に道を切り開かねばならない。
福島県郡山市の市議会でも同様のようだ。
悩む女性市議、初「産休」…議会規則に項目なし
国会議員の「産休」を切り開いたのは橋本聖子議員だ。
また、次のようなケースも報じられている。
県内では2010年3月、いわき市の福嶋あずさ議員が出産前に議会を休んだケースがある。いわき市議会によると、福嶋議員は「母体安静のため」として欠席。同市はこれを機に出産も欠席事由に加えた。
そもそも議員に女性が選ばれることが極めて少ない上、出産する可能性のある年齢の女性が議員になるケースも一層少ないであろうから、出産というケースは想定されていなかったのも無理はない。
これまでは無理はないが、今後は、そうはいかないであろう。女性の数が少ないことも、若い議員が少ないことも、いずれも是正されるべきことであるし、そうであれば議会規則もそれに見合った内容に書き換えられるべきであろう。
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