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2013/03/28

Opera de Lyonのクロード

Justice/Injustice Festivalの一環として、オペラ「クロード」が上演された。
このオペラは、あの死刑廃止を実質的に実現させたロベール・バダンテールがビクトル・ユーゴーの小説「Claude Gueux」を下敷きに、実際の人物であるクロードの裁判・行刑記録を踏まえて作った作品である。

あらすじは、妻子の生活のために罪を犯したクロードが、その収監先の刑務所でひどい待遇を受け、さらに心を許した友人Albinと引き離され、そのことを刑務所長に抗議するなどして、ついには刑務所長を殺してしまい、死刑判決を受けて執行されるというものである。

音楽は、リヨン・オペラ座のオーケストラによる前衛的な音楽で、特に刑務所の劣悪な環境を際立たせる不快なパートは心に響いてくる。
またコーラスの不気味さも素晴らしい。

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